ソフトウェアエンジニアとして生成AI(LLM)に慣れるための試行錯誤の記録と、身近な情報検索サービスでの応用例の観察記録です。 新しい技術を使いこなすには手を動かして小さな学びを積み上げていくしかない。この一心で、昨年冬のChatGPTの登場から現在に至るまでの約一年の間、大規模言語モデルに慣れるために観察とAPI活用の実践を重ねてきました。せっかくなのでこれらの取り組みを書き残しておこうというモチベーションで執筆が始まった一冊です。本書では、機械学習を専門としないソフトウェアエンジニアの立場として、先行サービスの観察による手掛かりの発見、未知の技術に対する勘を養うための実験、自身が開発するプロダクトへのLLMの効果的な適用方法、高度な技術のより良く見せるUIについて考えてきたことを共有するのを目指します。 --- B5判, 60ページ 初出: 技書博9