黄昏にいたるカーネーション【マーダーミステリー】
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- 黄昏にいたるカーネーション - 【連想×脱出マーダーミステリー】 本シナリオは各キャラクターが「連想」により情報を取得します。 得られる情報は平等ではありません。GMを含めた参加者同士の選択をもって、ぜひ、あなたたちだけの物語を作り上げていただければと思います。 【概要】 ゲームマスター (GM) 必須、プレイヤー (PL) 4人のマーダーミステリーです。 このシナリオはココフォリア (https://ccfolia.com/) 必須で、オンライン (Discord, etc...) で遊ぶことを想定しています。 プレイ人数: 5人(PL4人 + GM) プレイ時間: 2時間 + 解説・感想戦 ・PDF + ココフォリア ・PC推奨 ・密談・探索あり ・謎解き要素あり ・キャラロストの可能性あり ・真相の一部が不明なまま終わる可能性あり ・自由RPが含まれる可能性あり(省略可) 【キャラクター紹介】 PC1 五経 空 (ゴキョウ ソラ) 怪異を祓う術師で五経神社の次期当主。 責任感が強くはっきりとした性格で、若いながら既に町の中心人物の一人となっている。術師としての力は歴代でも高く怪異に関わる事件に駆り出されている。 PC2 五経 海 (ゴキョウ ウミ) 空の双子の妹。 おとなしい性格で何かと目立つ「空」の陰に隠れがちだが、冷静で周りをよく見ている。術師としての力は並で運動はあまり得意ではない。 PC3 高橋 旭 (タカハシ アキラ) 空と海の幼馴染。 心優しく穏やかな性格で、周りの人間からは人格者として頼られることも多い。術師としての力はほとんどない一般人だが、文武両道でよく目端(めはし)が利く非常に優秀な人物。空のパートナーとしてよく事件に巻き込まれる。 PC4 ????? ????? 【遊び方】 ダウンロードデータの GM_GUIDE.pdf, README.pdf を参照して、設定およびゲーム進行を行ってください。 【注意事項・その他】 ・営利目的でのご利用について YouTube等での配信や動画投稿は広告収益など含め問題ありません。ネタバレが含まれる際にはご配慮をお願いいたします。その他、営利目的のご利用に関してはご相談ください。 ・再配布について 基本的には禁止ですが条件付きで許可される場合があります。詳細は DEDUCTION.pdf を参照してください。 ・ネタバレやSNS投稿について ネタバレを見てしまった他の方はシナリオが遊べなくなってしまいます。感想などのをつぶやきは大歓迎ですが、SNSなど公開された場所でのネタバレにはご配慮いただければと思います。 ・エンディングについて いくつかエンディングはご用意していますが、プレイヤーの選択によって広がるシナリオとして作成しています。用意したエンディングにない結末に到達した等あれば、ぜひ作者までご連絡いただければと思います。 【ダウンロードデータ】 ・準備 - 配布しない - room.zip(ココフォリアルームデータ) - GM_GUIDE.pdf(ゲームマスター用ガイド) - 追加HOについて.pdf(ゲームマスター用ガイド) - チートシート.xlsx(ゲームマスター用参考情報) - 配布する - README.pdf(全員の共通情報) - HO*.pdf(各プレイヤー用ハンドアウト) - 追加HO - HO*p.pdf(各プレイヤー用追加ハンドアウト) ・エンディング - ENDING_*.pdf(エンディングシナリオ) ・解説・感想戦 - DEDUCTION.pdf(シナリオの解説) - エンドカード - *.png(SNS投稿用エンドカード) 【更新履歴】 2024/07/21 ver.1.0.0 ゲームデータを公開しました。 2024/08/04 ver.1.0.1 GM向けガイド修正しました。 *README.pdf, GM_GUIDE.pdf, room.zip ・READMEの盤面イメージを最新版に差し替え。 ・調査用トークンを事前配置。 ・スキルについての記載表現を修正。 2024/09/13 ver.1.1.0 追加HOを公開しました。 *GM_GUIDE.pdf ・追加HOの配布について記載。 *追加HOについて.pdf, HO*p.pdf ・新規追加。 【お問い合わせ先】 作者(ニト)の X アカウントまでご連絡ください。 https://twitter.com/nito2illust
【プロローグ】
放課後、学校の周りには静けさが漂いはじめ、夕焼けが美しい色彩を放つ。 夕闇が迫るなか、五経空,五経海,高橋旭の三人は五経家の敷地でもある学校裏の丘に集まっていた。 地元の名士である五経家(五経神社)の次期当主「空」が行方不明者の捜索に駆り出され、双子の「海」と幼馴染である「旭」はいつものように巻き込まれた形だ。 行方不明となっているのは五経家とゆかりのある名家の子女。 この町では数年に一度の周期で行方不明事件が発生しており、神隠しのような不可解な事件は警察から五経家に情報共有がなされる。 五経家への情報共有があったということは「怪異」に関わる可能性もあるのだろう。 あるいは五経家による警察捜査への介入か。 この町では「怪異」という言葉は日常だ。 科学で解明できていない「瘴気」と呼ばれるもの。 それに由来する不可思議な現象を総じて「怪異」と呼び、それを祓い正す「術師」がいる。 五経家はその術師を取りまとめる立場にあった。 警察の捜索でも進展がない状況。 「怪異」に真相を求めるのもまた自然の流れであろう。 三人が集まった目的は丘の祠にある異界への門。 旭の家に伝わる手記に記されたその存在。五経家も意味を忘れたその祠には異界へと続く門があるらしい。 怪異が関わる可能性があるとはいえ「異界」ともなると少々現実離れしすぎている。 それでも一向に進展がない状況。手記は昔にあった行方不明事件の暗喩という可能性もある。 手掛かりの一つでも見つけられれば御の字。ダメでもともとである。 誰もがそこに期待などせずに集まっていた。 少なくとも表面上は。 少なくとも、この場所に、来るまでは。 焦燥、追憶、悔悟… 祠を前に三人は郷愁にも似た言い表せない感情とともに奇妙な確信があった。確かにそこに異界はある、と。 黄昏時、あるいは逢魔が時。 門が開くと三人の意識は暗転した。