【中編小説】ウラヌスが踊る場所
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遠い星を舞台にした中編ファンタジー小説です。 B6/114p/1000円(約50000字) 素敵な湖の装画は輪湖さん( https://twitter.com/wakoatwako )。表紙の文字は銀インクで刷られていて、傾けるとキラキラします。第9回文学フリマ札幌で初頒布しました。 目次 Ⅰ.雲の季節 乾季 Ⅱ.塩の季節 Ⅲ.鏡の季節 雨季 Ⅳ.水の季節 試し読みはこちらから→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22889523 第1章「雲の季節」全文です。 あらすじ 太陽から遠く離れた冷たく暗い星。その地表では毛皮を持つルカ、鱗に覆われたエマがふたりきりで暮らしていた。 棲家のそばにある湖は季節ごとに姿を変える。夏は沸騰して雲を湛えたようになり、秋になれば結晶して塩が満ちる。地下には人間たちが国を作っているが、湖畔まで流れ着く者たちは皆すぐに死んでしまう。 天上には五つの月が巡り、条件が揃うとルカは意識を失って獣のように暴れ回り、エマは望まない産卵期に苦しむ。ふたりは湖で遊び、星を数え、永遠に近い時を過ごすが、やがて破局が訪れる。