“次は、隠夜町。隠夜町―――。” 今日は、いつもより帰りの遅い日だった。 残業で遅くなったのか、はたまた街に繰り出し遊んでいたのか。遅くなった理由は自由だが、あなたはすっかり人が少なくなった電車に乗っている。不意に、向かい側に座っている男と目が合う。 男はあなたを品定めするような目で見たかと思えば、にたりと笑った。 当然、その男とは何の面識もない。偶然同じ時間に乗り合わせ、偶然同じ車両に乗車し、偶然向かい合うように座っただけで、それ以上も以下もない…ないはずなのだが。 何故男は自身を見て笑ったのだろうか。 これは、とある夜に起きた、珍妙で奇怪なお話。 ■人数：1人固定 ■推奨技能：三大探索技能、DEX ■推定時間：3時間 ■ロスト率：低～中 ■注意： ‣軽度のグロ描写あり ‣神話生物の独自解釈あり ‣RP よりダイス勝負寄りのシナリオ ■PL 事前情報 夜遅くの電車で帰宅するシーンから始めるため、仕事やお出かけなどで夜間まで外出できない年頃の探索者はおススメできない（極端に年齢が低いなど）。 -内容物- ▼無償版 ・シナリオ本文 ・トレーラー4種 ・マップ等画像素材2種 ▼投げ銭 ・シナリオ内ギミックの要所をまとめたPDF ※おまけとして無償版には載せていない描写もありますが、無償版でも十分遊べます。買わなくていいです。 それでもいただいた場合は、立ち絵の依頼など全て今後の制作資金にいたします。