インセインの、PL4人固定の特殊型シナリオです。 オリジナル設定の、近未来SFシナリオです。背筋が冷たくなる系ではありませんが、一応ホラーかと。 世界の命運をかけて、４人の異邦人が背徳の都を駆け抜けます！ 果たして人類にくだされる審判やいかに！？ 【秘密】には複雑な情報もあり、特殊処理も多いのでどちらかというとインセインやサイコロ・フィクションに慣れている人向きのシナリオです。 終末とか退廃とかをテーマに作りました！設定とかちょっと難しいかもですが、完全に理解できなくてもヨシ！です。だってみんな異邦人（ストレンジャー）だからね！ ★地雷になるかもしれない表現があります！注意してください！ 公開情報を読んで、納得した方だけでプレイするようにしてください。 ■トレーラー 今よりも未来、AIが発達し、知能を持ったロボットたちが社会に進出した時代。 世界は停滞し閉塞感が増し、限りある資源を巡って争いが絶えなかった。 この世界は大きくふたつの勢力に分断されていた。 ひとつは限りある資源を効率的に管理/分配し、緩やかな滅びの道をできるだけ長く続けようとするエデンズ。権力者や富裕層に広く支持されている。一応弱者にも手を差し伸べる公平さを持っている。 もうひとつは自由を求め、一握りの者に支配されている世の中を覆そうとするガイアーズ。弱者の救済を謳っているが、彼らの活動で最も犠牲になるのも弱者だ。 そして今、世界は滅びを告げようとしている。審判の日は近い。 人類の行く末を決めるのは、あなたがただ。 ●注意事項 本シナリオは展開によっては人類が滅亡を迎えます。 察しがいい方は分かるかもしれませんが、PCを含め人外がたくさん出てきます。 また、選んだハンドアウトにより確率こそ変わりますが、PC全員にロストする可能性があります。 直接的な描写こそありませんが、子供が性加害に遭うことを臭わせる展開があります！ このことは事前にPL全員に警告し、確認を取ってください。こういった展開を許容できない方を、無理に参加させるのはおやめください。いわゆる地雷というやつです。 ★シナリオ公開情報 ■ワールドセッテッィング：オリジナル（ゴシック風近未来SF） ■タイプ：特殊型 ■サイクル：4 ■PL人数：4人 ■プライズ：あり（何がいくつあるかは非公開） ■プレイ時間：６～８時間を想定 ■使用サプリ：特に制限しません。ただし参加者で合意を取ってください。所持サプリに差があると、有利不利が発生する可能性があります。そのことを留意した上で判断してください。 ●GMへ NPCには一部デッドループのデータを使用しています。 また、狂気カードにはブラックデイズのものが含まれています。 ブラックデイズがないなら該当する狂気カードは別のものと差し替えてください。 ■ハンドアウト ●共通ハンドアウト HO：全員共通（秘密はありません） あなたがたは、この終末の世界にやってきた異邦人だ。 全員何らかの形で知り合いである。 あなた方が現在暮らしているのは、エデンズとガイアーズの争いの絶えない背徳の都『ケテル』だ。 あなたがたは同じ異邦人だからか、お互いのことを『普通ではない』と感じている。 あなた方の使命は、『自分の居場所を護ること』である。 ●個別ハンドアウト（秘密があります） HO①：あなたは、スラムに住む未登録市民である。法律上『いないことになっている』人間だ。この街に来たとき、住む場所にも食うものにも困っていたあなたを助けてくれたのが、アンドロイド「セシル」だ。セシルは廃棄物扱いですでに『処理』されているはずの違法アンドロイドである。行き場のない者同士、あなたたちは『お似合い』なのかもしれない。機械であるはずのセシルに、あなたはそれ以上の感情を感じていた。 HO②：あなたは、お尋ね者である。エデンズからもガイアーズからも狙われている。 あなたにはパートナーがいる。「愛良（あいら）」だ。何も知らない異邦人であるあなたにとって、愛良は欠くことのできない相棒だ。だが、愛良は元々普通の人間である。これ以上あなたに付き合わせていいのだろうか――？愛良に訊いても、返事は決まっている。何も言わずにあなたに尽くしてくれるだろう。そんな相手だからこそ、これ以上自分に関わらせるべきか、迷ってしまうのだ。 HO③：あなたは、路上を彷徨っていたところをシスター「クレア」に保護された。彼女は孤児院の一員であり、孤児院は衣食住が足りているとはいえない有様だった。そんな環境だというのに、クレアを始めとする孤児院のみんなはあなたに良くしてくれた。あなたはこの恩を返したいと思った。だが、異邦人のあなたが彼女らに何ができるだろう？ HO④：あなたは、（少なくとも表面上は）ケテルの一般市民だ。最近は物騒な事件が絶えない。友人の一人「愛良」は、消息不明になった。悪い噂も聞く。この街では有力な組織の庇護を受けていないものは、自分の身は自分で守るしかない。生き延びるためには情報が必要だ。うまく立ち回ったものだけがこの街で生き残れるのだ。 ■背景情報の補足 ●エデンズについて 実質世界を支配している組織。 宗教的な教えと哲学が融合した思想を持つ。 限られた資源を可能な限り公平に分配するのが、主な活動である。 しかし、長い目で見れば未来のない緩慢な滅びの道である。エデンズに所属するものはこのことを承知している。わかった上で人類の社会を少しでも長く存続させようとしている。 権力者や富裕層に支持者が多い。 このことから、富める者に有利なシステムだと指摘する者もいるが、その主張は『なぜか』長続きしない。 ▼まとめ 主張：がんばって人類の歴史を長く続けよう！存続不能になるのは神の思し召し！ 資源は公平に分配！無駄遣い禁止！宇宙開発とかもってのほか！ ●ガイアーズについて エデンズに反発する人々が集まって自然発生した組織。 いつからか地球をひとつの生命体とみなし、崇めている。 現在の支配体制を打倒し、自由を得ることを目的としている。 『未来の可能性に賭けよう』というのはガイア―ズを支える重要な思想である。 そのためにリソースを割くべきだと彼らは主張している。当然これはエデンズとは相容れない。 体制（要するにエデンズ）に異議を唱える者たちの寄り合い所帯であり、反エデンズ以外の活動にはまとまりがない。 現状に不満があるのは、社会的に不遇な者たちであり、貧困層は彼らの有力な支持基盤である。 だが、彼らの活動はテロリズムといって差し支えなく、その犠牲になるのも弱者たちである。 一説には、ガイアーズの指導者たちは選民主義に染まっており、選ばれたものだけが生き残るべきだと考えているという。 ▼まとめ 主張：エデンズの支配する世界には自由がない！未来がない！みんなでエデンズを打倒しよう！ 未来に向けて投資を！新しい資源、新しいエネルギーを見つけよう！ 最後のフロンティア、宇宙を目指そう！そして最終的には、地球を休ませてあげよう！ ★添付ファイルjudgments-imgの画像は、個人レベルでセッションを遊ぶ目的になら自由に使っていただいて構いません。 SNSでのプレイヤー募集などにも使用可能です。 シナリオの改変もご自由にどうぞ。 ただし、著作権は放棄しません。自作発言などはおやめください。 不特定多数への配信や、商用利用などの使用ケースは許可制とします。必ずご連絡ください！ ●本シナリオは「河嶋陶一朗」「冒険企画局」が権利を有する『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』の二次創作物です。 （C）河嶋陶一朗　（C）冒険企画局 タイトルロゴは、えびさんに作っていただいています。許可をもらっているので、セッションやSNSでのプレイヤー募集に使うのは問題ありません。感謝！