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2024.10.27のスパーク内恋と深空プチオンリー【レンアイ深化論】にて発行したほぼオールキャラ×主人公の再録1~2本+書き下ろし1~2本で構成された本です。 文庫本(A6)サイズ、74P。 収録はセイ主2本、レイ主2本、ホム主2本、シン主3本、マヒ主3本、トウ主2本。 全てショートストーリーなので、さくっと読める本だと思います。
シン主書き下ろし【可愛いもの】サンプル
ある昼、私はシンを叩き起して臨空市へ連れ出した。 目的地はニャンニャンカフェ。 可愛い猫を見れば、シンの私の猫扱いも止めるだろう、という魂胆だ。 近くのコインパーキングにバイクを停め、シンの手を引いて店内に入り、空いている席へ案内される。 待ちに待ったニャンニャンカード、これでシンは猫の可愛さに目覚めるだろう。 「シン、ルールは知ってる?」 「ニャンニャンカードならアキラとカゲトがやっていたな。」 つまり、ほぼ知らないと言うことだろう。 取り敢えず基本ルールでやるとして、私は簡単に説明をしてからカードをシャッフルして配った。 「先攻は私がやるね。ピンクの四!」 カードを置くと、ポンっと猫が現れる。 「にゃ~ん!」
マヒ主書き下ろし【隠し事】サンプル
「うっわ!兄さんここガッチガチだよ?!」 私は今、兄さんに頼まれて背中のマッサージをしている。 「あー、そこそこ、気持ちいい。」 呑気にそんな事を言って上機嫌に鼻歌を歌う兄さんの背中は、本当に凝っているどころか、凝り固まっている。 それを解すだけでも中々の重労働だ。 「はぁ…パイロットって大変なんだね…。」 凝り固まった背中を解しながらそう言うと、兄さんは『そうなんだよ』と言い、うんうんと頷いた。 「訓練は過酷だし、姿勢は保ってなきゃいけないし、座りっぱなしだし…あちこちガッチガチになるんだよなぁ。」 はぁ、と大きな溜息を吐く。 「でも、やり甲斐はある仕事だぞ!なんたって…」 「はいはい、知ってるよ。もう耳にタコ。」 兄さんが熱く語り出すのを制止し、背中を解す腕にぎゅっと力を込める。 「いった!潰す気か?!」 「まさか!私なんかの腕力じゃ兄さんみたいなマッチョ潰せないよ!」 「何を~?!」 わいわいといつものじゃれあいが始まり、背中が解れて動きが柔軟になった兄さんにプロレス技をかけられ、床を叩いてギブアップを告げる。