本書の目的 本書の目的は、サンプルプログラムを通じて **クリーンアーキテクチャ** と **サーバレス開発** の基礎を掴むことです。 内容はサンプルプログラムを中心に進め、以下のステップを通してクリーンアーキテクチャとサーバレス開発の雰囲気を体感できるよう設計されています。 ・サンプルプログラムを **AWSにデプロイ** し、動作確認できる環境を構築 ・プログラムの **構造を理解** ・プログラムを拡張する際の **改修ポイントを把握** なお、本書ではクリーンアーキテクチャやサーバレス開発の **詳細な理論** には触れません。他の書籍での解説を参考にしてください。本書の主な目的は、サンプルプログラムに触れながら **クリーンアーキテクチャ** や **サーバレス開発の「感覚」** を掴むことです。 本書の対象読者 ・クリーンアーキテクチャやサーバレス開発の概要を知りたい方 ・クリーンアーキテクチャで実装されたコードを実際に見たい方 ・サーバレス開発の流れを体験したい方 本書で扱う技術スタック ・Go言語: バックエンド開発 ・TypeScript: AWS CDK記述のための言語 ・Docker: 開発環境やAWS Lambdaのランタイム ・AWS CDK (AWS Cloud Development Kit): IaCツール ・AWS Lambda: バックエンドアプリの実行環境 ・Amazon DynamoDB: アプリケーションデータ保存用のNoSQLデータベース ・Amazon EventBridge: 定期バッチ処理の実行 ・Amazon S3: ファイルアップロード用のストレージ 前提とする知識 本書を読む際、以下の知識があると理解が深まります。 ・Macでの開発経験 ・Gitの使用経験 ・Webアプリケーションフレームワーク使用経験 ・プログラミング言語での開発経験（1つ以上） ・AWSの知識、または興味 ・Go言語に関する知識、または興味 ・クリーンアーキテクチャへの興味 ・リレーショナルデータベースやNoSQLデータベースの使用経験 本書では、クリーンアーキテクチャとサーバレス開発の「雰囲気」を掴んでいただけるよう、 **わかりやすさを重視** しています。学習の一助としてぜひご活用ください。