『#11_Dogs報告書』参加作品 遺体の背中には、大きな裂け目があった。 人々の間では、好奇心半分の噂が流れている。 「遺体は天使になり損ねたらしい」「天使に選ばれるとあんな風に死ぬらしい」「天使が羽化したんだよ」 天使の死体のように見える、だから天死体事件。 事件の早期解決に向け設立された特殊捜査本部に、あなたたちは招集された。 刑事であるあなたは、その事件の情報を集め、精査し、捜査に当たらなければならない。 細く鋭いワイヤーと、大量のケーブルと、青白い燐光と、歯車。無機質な音を立てる機械。 ほどけて覗いたあなたのその手が、既に手遅れで。もう人のものではなかったとしても。 刑事のお仕事をしっかりしつつ、大量の情報を口からねじ込むタイプのシナリオです。 正義や倫理観や善悪などを問うものではありませんが、しっかり仕事をすることになるため警察という職の色々な感情は吸えます。 探索者は必ず刑事でなければなりません。 これは、刑事であるあなたのためのシナリオです。 とはいえ、クトゥルフなのでご都合な部分もあります。ふんわりお楽しみいただけると幸いです。 ■概要 推奨：目星、図書館、知識、アイデア 人数：KPCとのタイマン（頑張れば２PL改変可） 時代：現代日本 傾向：情報収集／探索／お仕事／戦闘 時間：８時間 ロスト：有 略称：天マク 新規・継続は問いません。 ■注意事項 以下の要素が含まれるため、苦手なものがある方の通過は推奨しません。 ・流血、損壊した死体 ・人外化 ・軽度の物理学 ・口にねじ込まれる情報量 素敵な企画を主催してくださったUSB(@USBcoc_111)様、ありがとうございました！