同じにしたら好きになってくれる? SPLL:E194192
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シナリオ:同じにしたら好きになってくれる? 推奨技能:回避、隠れる、忍び歩き、探索技能 推定時間:テキセ3時間ほど 備考:初恋の人の葬儀帰り、一緒に参列した親友から告白されるホラーシナリオ ============================== それは夏の終わりのことだった。 初恋の人が、死んだ。 葬式に出たけれど、好きな人の最期の顔は見せてもらえなかった。 そんな、夕暮れの帰り道。 あなたと共に参列した、親友のKPCが重たい沈黙を破った。 分かれ道で、さよならを言うついでのように、彼は言う。 「好きだよ。オレじゃ頼りないかもしれないし、アイツの代わりにはなれないかもしれないけど」 「付き合わない?」 あなたはそれに何と返しただろう。 ※全力で振ってください 「振られちゃったな。じゃあ、家まで気を付けて。オレこっちだから」 そう言うと彼はあっさりと背を向けた。 あなたはその背中を見送ったかもしれないし、早々に自分の帰る家へと足を踏み出したかもしれない。 とにかく、初恋の人は死んで、親友に告白されて、頭の中がぐらぐらと煮滾るようだった。 あれから数日。 彩りのない日々は続いていく。 あれから、KPCからの連絡も一切なかった。 振った手前、こちらから連絡するのもなんだか憚られる。 ひとり酒をあける、そんな夜が続いていた。 今夜も例にもれず、ひとり寂しい食卓で質素な食事を摂る。 時刻は21時になろうとしているところ。 その時、ふいにチャイムが鳴った。 こんな時間に誰だろうと訝しみながら、ドアスコープを覗く。 そこには、見間違えるはずもない、初恋の人が立っていた。 あなたは思わず扉を開ける。開けてしまう。 そのひとは、ゆったりと笑みを浮かべると、好きな人の顔で、親友の声で、こう言った。 「ねえ」 「同じにしたら、好きになってくれる?」 ゾワリと背筋を悪寒が走る。 どういうカラクリかわからないが、今目の前にいるのは姿の変わった親友なのだ。…………死人の顔をした。 ============================== 本文pdf 本文txt トレーラー5枚 ロゴ1枚 素材3枚 MAP2枚