梁川はゲイである。
夜間配送をしている彼は、仕事の道すがら、街外れのサービスエリアに寄るのを楽しみにしていた。気ままに飯を食い、気の合う店員と話をするのが、日々の些細な気分転換だったのだ。
ある日、そのサービスエリアに、見慣れない高級車と男が現れる。
決まった日の決まった時間に、決まった場所に現れ、一人で過ごしているその男が気になり、声をかけようとしたものの、梁川は、恋にとあるトラウマを抱えていた…
ローカル文芸誌『北の文学』落選作品。
[仕様]
A6/50ページ(挿絵なし)
表紙:エンボス加工
本文:書籍用紙
初頒布した即売会:岩漫63(R6.9.22)