文庫/76p/フルカラー口絵 アニバーサリー・イヤーと持て囃された年の最後の日、夜闇に浮かび上がった海底の星々、MDという名の小さなアンティーク……。 すべての陸が海に沈んだ遠い未来。人類は大樹の形をした浄水塔「世械樹」と、大地を移植したドーム型の海上都市「グランシェル」を生存圏として暮らしていた。 そんな世界の片隅で総合雑事代行業（便利屋）を営んでいる眼帯の青年・ロビンと、猫系亜人の少女・ディアの元には様々な依頼が舞い込んでくる。 終わりかけの世界を救わない、SF連作短編集第4巻。