
◯一次創作作品◯ 文庫判(A6) 84ページ 500円 「昏い水底から私を連れ出してくれた玲くんは、魔法使いで王子様だね」 嬉しそうに笑う真唯ちゃんに、僕は救われる思いがした。僕は君にとっての魔法使いで、王子様。せめて、今夜━━君の前だけは、君の望む姿で演じ切らせてほしい。 ・あらすじ・ 最愛の恋人・真唯(まい)ちゃんが心の風邪をひいてしまった。 眠れない彼女のために、玲(れい)は皆が寝静まった夜にデートを提案するが……。 大切な人と夜を乗りこなす、やさしい愛のお話です。 僕たちは今、朝に向かってゆっくりと終わっていく街を、新たな始まりを迎える街を、手を繋いでふたり、歩いていく。 ・収録作品・ 表題作『午前2時のアンダンテ』(約3万字) ・試し読み・ 徒然みぞれのnoteで公開しております。 https://note.com/ssmizore/n/n5e3419285ef1 ・表紙イラスト・ Lisa (@illust_san430) 様