
注意:本商品のBooth倉庫への納品は2024年12月31日を予定しています。そこから入庫作業が完了して、発送され、お手元に届くまで2周間~1ヶ月ほどかかると思われます。 コミックマーケット105新刊、A4フルカラー、52ページ。 米陸軍が現在運用している主力戦車「エイブラムス」は、長年にわたって改修を続けた結果重量が増加し、補給・整備・輸送といった兵站への負荷が過大になっています。本書はこの兵站問題の詳細と、これを解決するM1E3改修を解説します。 エイブラムスの過大な兵站負荷について述べると、「米陸軍であれば、強力な兵站能力で支えられるので大した問題ではない」と思われる方も多いのですが、実際には「兵站部隊の大規模化により戦車部隊全体の移動速度が低下し、戦略・作戦の帰趨をかけた決定的な戦場に十分な数の部隊を送り込めなくなるリスク」が生じています。台湾有事をはじめとする米軍が想定する対中国シナリオでは、いずれも交通インフラの貧弱な地域での作戦が想定され、前述のリスクが強く懸念されています。 兵站規模の増大は他にも、部隊の「脆弱性増大」や「詭動性減退」といった問題も生じます。米陸軍が従来の延長線上にある「M1A2 SEPv4」の開発を中止し、設計を抜本的に見直した「M1E3」開発へと移行したのはこのためです。本書を読むことで、こうした兵站問題の詳細と、これを解決する最新技術を理解できます。兵站は、運用を含めて戦車を理解するうえで重要な知識であり、最新戦車に盛り込まれている無人砲塔化やハイブリッド化といった設計背景の理解にも欠かせない知識となっています。 「兵站という用語は聞いたことがあるが、とっつきにくさを感じている」という読者も多いかと思われますので、用語解説を充実させ、親しみやすくなるよう心がけて執筆しました。