
適当な徘徊を適当にまとめる『徘徊通信』別冊。別冊はそれほど適当ではありません。 『八潮市垳の本 垳ときどき桁?』(2022年12月発行)に続く"垳本"第二弾。特集は「方言漢字ウォーキング」。2023年10月29日に開催されたウォーキングイベントの模様をお届けします。コース周辺の歴史やオススメ立ち寄りスポットも紹介。 A5判・本文フルカラー84p。 ※本誌はC105新刊ですが、11月23日(土)開催の「第7回方言漢字サミット」で先行頒布を行いました。
内容
すくとり(逍遥倶楽部)・kT(孤独を知る街)両名に共著を持ちかけ、3人で1冊の本を拵えてみました。すくとりさんは千住・荒川に関する骨太な章を、kTさんは立ち寄りスポットに関する軽やかな筆致の章を主に担当しました。三者三様の脳みそが回転し、三者三様の文章が出力されています。これはウォーキング中も同様で、同じ景色を見ているのに、捉え方や着目するポイントはそれぞれ異なります。 巻頭には「八潮の地名から学ぶ会」事務局長・昼間良次さんの寄稿を掲載。2月に開催された「垳サミット」の報告や、現在の垳を取り巻く状況を解説いただきました。
目次
■ 【寄稿】「垳」は桁違いにユニークである p2 ■ 開催!方言漢字ウォーキング p5 └ 垳地蔵の足跡 └ 下妻道の概要 (八潮市域の下妻道/下妻・水戸脇街道の歴史/道はどう呼ばれた?) └ 道中概略 (八潮駅~垳・常然寺~内匠橋/内匠橋~六町~五反野~千住/千住~浅草・仰願寺(垳地蔵)) ■ 千住と荒川 p31 └ 千住宿と街道 (日光街道・千住宿/千住宿の変遷) └ 千住宿のすがた (千住五丁目/千住四丁目/千住三丁目/二丁目と三丁目の境?/千住二丁目/千住一丁目/掃部宿/熊谷堤・掃部堤の痕跡を追って/小塚原町・中村町/どっちから出た?松尾芭蕉/南北戦争?) └ 骨つぎの名倉 └ 千住のやっちゃ場 (千住節/足立市場/やっちゃ場の商家) └ 葱と千住 └ 荒川と千住 └ いままでの荒川 └ 荒川放水路の建設 └ 竣工を経て (荒川上流域では/荒川放水路通水100周年/荒川立ち寄りスポット) ■ 道中立ち寄りスポット p74 └ ① 六町・五反野 └ ② 千住北側 └ ③ 千住南側・掃部宿 ■ 引用・参考文献 p80 ■ あとがき p82