近代体操 vol.2 特集=やわらかな聖なるもの――推し・宗教・陰謀の時代
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批評系同人誌『近代体操』の2号。1990年代生まれの文系研究者(哲学、文学、法学)を中心として、企画・運営・編集を行なっている。 創刊号となる第2号は、「特集=やわらかな聖なるもの」。「推し、宗教、陰謀の時代」、私たちが生きる現代社会は、ふんわりとした聖なるものに包まれている。それへの依存なしには、もはや生きることができない――。 「やわらかな聖なるもの」というテーマの下に、文学、写真、音楽、演劇、舞踏についての評論を収録。写真とコラムは、現在最注目の写真家・千賀健史(『HIJACK GENI』)が担当。 また、現代社会と「聖なるもの」について、精神分析家の松本卓也と政治学者の山本圭へのクロスインタビューを収録。 目次: vol.2 特集=やわらかな聖なるもの――推し・宗教・陰謀の時代 《巻頭言》 ☆森脇透青+松田樹:やわらかな聖なるもの 《論考》 第一部:聖なるものとパラノイア ☆松田樹:阿部和重の映画と陰謀 ☆黒嵜想:見えない男 第二部:聖なるものと「政治と文学」 ☆古木獠:国家・肉体・恥――試論 ☆石橋直樹:「死」が人間を喰らうとき――林桜園・神風連の乱・蓮田善明 ☆倉数茂:永遠のオルガスムへ上りつめること――三島由紀夫と大江健三郎の『セヴンティーン』 第三部:聖なるものとポップカルチャー ☆武久真士:やわらかな変態――詩的言語とコミュニティ ☆安永光希:モダン・ジャズの(カフカ的)自意識――分裂と追いかけっこ ☆森脇透青:Hello goodbye 平沢進――「母」の変容 《インタビュー》 ☆松本卓也・山本圭:否なき時代に――松本卓也・山本圭クロスインタビュー 《コラム・エッセイ》 ●千賀健史:路肩で見つける聖なる石 ●中﨑クルス:大本聖地探訪記 ●太田光海:クスコの精霊たちに出会った話 ●戸村こたつ:推しラサマはどこでも光 《創作》 ●櫻井天井火:ハ・ハチ ●素潜り旬:La Haine 《巻末座談会》 近代体操セッションⅡ 聖なるものをめぐって 《読書会で扱った書籍一覧》 《編集後記》 《近代体操執筆者紹介》