美しき引きこもりの詩人、雪哉。「僕」は雪哉の詩に魅せられ、彼をまさしく〝犬のように〟慕っている。 　雪哉に衣食住を提供するために働きに出る毎日を送っていたが、奇妙な均衡を保っていた二人の関係は、雪哉の失踪によって唐突に終わりを迎えてしまう。 本文4,903文字 前日譚「冬と犬」→ https://koyoi-1101.booth.pm/items/6794271 ※2025年2月8日のイベント「せれくてっど」会場にて販売していたコピー本と同じ内容です。