ロケットを題材にしたノベル作品です。 国際紛争のために宇宙開発の禁じられた近未来で、ヒロインたちが種子島でロケット作りに挑む物語です。 「Pre-trial disc2」では本編の最新話である第2話「ローカルとビジター」 そして第1話と作品紹介シナリオを収録しておりますので、未プレイの方も気軽に初めから読む事ができます。 今後も最終話まで順次フリーで公開していく予定ですので、どうか宜しくお願いします。 ■ストーリー 世界的な紛争のためにロケット開発が禁じられ、人類が宇宙を目指さなくなった近未来。 そんな中、海辺に繰り出しペンシルロケットを打ち上げようとする二人の男女の姿があった。 少女の名前は糸川美宇。 今亡きロケット技術者の母親の夢を叶えるために、ソラをめざし続ける少女。 少年の名前は糸川与一。 無謀な夢に向かって進み続ける美宇の弟である。 目指すは宇宙の境界50ノーティカルマイルすら超えた、 高度36000km(静止軌道)。 大気すらなく、どこまでも澄みわたる世界へ向かって二人は小さな一歩を踏み出す―― ……はずだったのだが。 ■第2話のストーリー 【糸川姉弟、ついに種子島へ!】 学園も夏休みに入り、ついに種子島へやってきた美宇と与一。 彼らを出迎えたのは、亡き母、糸川克波最後の弟子、木曽義行。 そして彼の秘書、中原巴の二人だった。 戦後10年、宇宙開発の禁じられた世界で二人は細々と宇宙機関AVSAを存続させてきたのだ。 来訪者を暖かく迎え入れてくれた二人に安堵した美宇たちだったが、 突如、島を揺るがす巨大な轟音が響きわたる。 急ぎ種子島宇宙センターにやってきた一行が目の当たりにしたのは、 発射台にそびえ立つ巨大ロケット「アトラスV」、そして見慣れぬアメリカ人たちだった!
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