明治という年号にならなかった、呪術が日常的に世間に横行し、術師が職業になる近代日本が舞台の物語。
新緑の爽やかな五月、呪術系の事件に強い興信所・柊通信社は、簑尾男爵からの依頼を引き受ける。新築の洋館に越す準備をしていた使用人たちが、突然何ものかに喰われた、という凄惨な事件だった。
所長の柾木は相棒の城崎を伴って、簑尾男爵邸を訪れ、まだ若い簑尾男爵とその片腕として働く美貌の青年・佐嶋に会い、まずは洋館へと赴くが──。
近代和風ファンタジィ・ブロマンスのシリーズ、第2弾。
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