
藤本薪による現代ホラー短編集 4つの物語を収録 文庫本サイズ 84ページ
あらすじ
ワレモノ グラスを割ってしまった夜から、部屋に奇妙な違和感が残り始めた。 突き刺さるガラスの欠片は、どこから来て、どこへいくのか。 口述筆記 この文章は口述筆記で書いている。 もし君にまだ腕が残っているならば、そこを出られるかもしれない。 Observing Mockup 僕はまばたきの間に世界の隙間に落ちてしまった。 観測を止めてはならない。君が君の世界から滑り落ちないために。 Re-touch 放課後、少女達は集まって呪われたリタッチ作業を続ける。 写真から彼女を消すことは、彼女に再び触れることを意味していた。