短編小説『Catch The Rainbow2』
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――うっすらと面倒くさかった。 翻訳の仕事をするときも、プライベートも。 “鶴見加恋”は、何をするにも面倒という怠惰な、空虚な自分を認識していた。 それは3か月前、親友であり、恋人であり、幽霊の不知森ののかが目の前から消え去ってしまったから。 恋人との記憶を糧に、虚ろな煉獄の日々を過ごしていると――ある日、彼女の家の玄関へ、年代物の“黒電話”がひっそりと置かれていた。 午前2時42分に電話線の切れた黒電話から呼び出し音が鳴り響く。 不思議な黒電話は、加恋とののかを繋ぐものなのか――……。 百合風短編小説です。 パートナーは幽霊ですが、恐怖描写はありませんので気軽にお読みください! ※PDF版とワード版を圧縮ZIPにふたつ用意しています。“基本はPDF版でご覧になってください” テキスト形式で保存した合計 54KB