自走日記 28歳、ホテルで自炊した夏のこと
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自分で走る、自分で炊く 静かな興奮があふれ出す日記エッセイ 28歳、ソロ参加した免許合宿。部屋でこっそり煮炊きして暮らしたローカルな町での14日間と、道に出てから考え続けている“車社会の人間味”。 私にとって「運転すること」の感慨は二種類あって、ひとつは大人になったなあ、と現在地までの道のりにしみじみ思いを馳せること、ふたつは公道の空気があまりに人間社会みたいで、ドライバーと生身の自分、両方の世界線がシンクロするような不思議な感覚に身を浸すこと。 誰かを傷つけるかもしれない、けれど。人づきあいに抱く恐れと、運転席に乗り込む緊張感は似ている。そして、ひとりで車に乗れることと料理ができること、その間に見つけ出した思わぬ共通点とは。 「大人になるってどういうこと?」 そんな素朴な問いをめぐる、夜道のドライブのような一冊です。