青空の下、まっすぐに伸びる並木道。 実際にその景色を感じながら、音の流れと空気の匂いを重ねていく。 このシリーズは、「風景と音楽の距離をなくす」ために生まれた、フュージョン・インストゥルメンタルの2部作。 side-A：出発の音 Total time：2:14:55 まだ夏の名残を感じる陽射しの中、最初の一歩を踏み出す。 ギターとピアノが軽やかに道を描き、リズムが風を追いかける。 穏やかで流麗な流れの中に、旅の始まりの高揚が満ちている。 ——目的地ではなく、“道のその先”へ。 心を音に委ねて、風とともに進むサウンド・トリップ。 side-B：余韻と深まり Total time：2:33:07 side-Aの旅を終えたあとも、道は続いていた。 少し色づいた空、変わりゆく光、そのすべてが音になっていく。 実際の風景の中で感じた静けさと温度を、そのままミックスに刻んだ。 ギターが風を運び、サックスが語り、リズムが記憶を撫でていく。 音は、やがて遠くへ、やさしく深く、聴く人の内側へと溶けていく。