紅と曇天
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ハイカラスクウェアに降り立った一人のガール。 珊瑚色のゲソを持つ、コーラルの目的は一つ。 ___あの子の唯一を、連れ戻すこと___ 曇天色したボーイの手を掴んだのは、そのための手段。 ___アレに、会いたいんだ?___ 抜けたチームメンバーの代わりを捜していたアル ___アル、なにこのちび。頭悪そう、動き鈍そう、役に立つわけ?___ 人目を惹く容姿からは考えられない毒をはくドール ___ねえ、ラル。僕が君に望むのはすごく単純なことだよ。エリアなら、塗って。ホコなら、持って。ヤグラなら、乗って___ ふわふわと笑いながら耳障りのよい言葉を紡ぐセピア 手段にすぎなかったその場所はいつしか居心地の良い場所になって。 そして、欲を、出してしまった。 ___それができないなら、このチームに、君はいらない___ 突き放された言葉は深く心臓に食い込んで 思い出せ この場所にいる目的は、一つだけ 忘れるな 私がこの場所に出てきた理由を 間違えるな 私が一番に想うその相手を 勘違いを、するな ここは、私の場所じゃない これは、たった一人のために生きていたガールが、それ以外の大事な物をみつけるお話。 ___それでも、私を選んだのは、彼らだよ。君たちじゃ、ない。___
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