浮遊感のあるチル系R&Bを軸に、ネオソウルやローファイ・ヒップホップ、シティ・フォークからポップスまで、ジャンルを自在に横断するボカロＰの浅倉森。2017年に作曲未経験ながらボカロPとして活動を開始し、近年は現代的なポップス制作にも挑戦するなど、その音楽性をアップデートし続けている。 待望のニューアルバムとなる本作『ざわめき』は、ここ数年に発表された楽曲群に加え、書き下ろしの新曲3曲を収録している。 既発曲からは、なぬりそによるサックスを大胆にフィーチャーしたアッパーチューン ”暴風警報真っ最中” 、素朴な響きの中に力強さを秘めたロックバラード ”夕方色のカラメルプリン” 、壮麗なストリングスが胸を打つスローバラード ”再会” などを収録。 さらに新曲では、多数の客演を迎えてマイクリレーを繰り広げる新機軸な”理想MR”などが収められており、浅倉森の新たな一面も垣間見える内容となっている。 チル系R&Bから現代的なポップスまで、デビューから現在に至るまでの浅倉森の音楽的変遷を一挙に体感できる、キャリアの集大成と呼ぶにふさわしい一枚が完成した。