カバー付き文庫/268p
「あの雨の日、ずっと隠していた私を知ってくれてありがとう」
本が好きなことをひた隠しにしてきた女子高生すみれは、一つの出会いをきっかけに文学フリマ出店を目指す。
(「萌ゆる熱伝導」「果てぬ熱異常」)
「舞台の上ではグランドピアノが奏者を待っている。でも、あなたは来なかった。私にさよならも告げずに」
果歩は幼い日に、同じピアノ教室に通う詩音とピアニストになる約束をするが
(「すみれ色協奏曲」「すみれ色変奏曲」)
コンパス、すみれ、白昼夢。
言葉の並びから生まれた二つの物語。