
SF・幻想・酩酊 2023夏-2025春にかけて書いたもののなかからまとめた、蛙鳴未明初期一年半の集大成となる短編集です。 印刷の関係で書籍本体に剥げ、汚れなどある場合がございます。ご容赦ください。 中身は面白いです A5/166ページ
目次
トゥー・ミッドナイト・ノブレス……………六 二つになった夜の正体を求め、街を駆け巡る一人と一匹。彼女らの前に現れた謎の男の正体とは。 第1回あたらよ文学賞優秀賞受賞作 渦男……………………………………………二八 友人はきっと世界を呑み込む大渦になるだろう――狂気と正気の狭間の肉体感覚を描く超現実譚 わたしは回転しない…………………………三四 元恋人の影を追い求め、祭りを浮遊する青年。彼の意識は時も場所も攪乱し、一体どこへ向かうのか。 第41回織田作之助青春賞一次選考通過 隣の奥さんは雉かもしれない………………四九 一滴の疑念が狩人を生み、雉と人は融解する 「」の消失……………………………………五四 なにかが消えた。それに気付けるのは二人だけ。だからこそ、二人は名状しがたい感情を育てた 第16回創元SF短編賞一次選考通過 ワニを捕まえた日……………………………九二 唐突にワニ捕りに誘う幼馴染。ひと夏の冒険はいつまでも輝く。 行方不明の秋………………………………一一〇 長すぎた距離は、二人も、季節も、ゆっくりと、しかし確かに変えてしまっていた シャマール…………………………………一一九 人を獣にする風に追われて、主人公は虚構の町を追い求める 第四回星々短編小説コンテスト応募 雪片…………………………………………一三六 短編集内短編集。不思議な感じの短編を四つ。書下ろし 最もn向的な5000字のテクスト……一五四 書くとはなにか。嘘とはなにか。痛みとは、真実とは? 全てが交錯するテクストから、あなたは何を読み取る?書き下ろし あとがき……………………………………一六三
