はじめなくてよかった ― とまるって、どういうこと?
- ダウンロード商品¥ 500

この本は、がんばる本ではありません。 すごくなるための本でもありません。 「今日は、なにもしなくていい」 そう言っていい理由を、やさしい言葉で書いた短い本です。 世界はいつも速く、 「もっと」「はやく」「つぎへ」と進み続けます。 でも、体や心が「ちょっと待って」と言う日もあります。 この本は、 とまってもいいこと 始めなくてもいい日があること なにも起きなかった日が、失敗じゃないこと を、子どもにも分かる言葉で伝えます。 読んだあとに、何かを始める必要はありません。 安心して閉じられる本です。 こんな人に つかれやすい子ども 刺激が多い環境にいる子 子どもに「休む言葉」を渡したい大人 静かな本を探している人 内容(抜粋) なにも起きていない、という事実 世界が速すぎるときの考え方 意味をつけすぎないこと やさしいXR(なにもしなくていい体験) 仕様 PDF(8〜10ページ) ふりがな付き 読了:7〜10分 注意 啓蒙・勧誘・救済目的ではありません 医療・心理の代替ではありません 読まなくても、戻ってきても大丈夫です
はじめなくてよかった ― とまるって、どういうこと?
この ほん は、 がんばる ほん じゃ ありません。 すごく なる ため の ほん でも ありません。 この ほん は、 「きょう は、なにもしなくて いいよ」 って いって いい りゆう を かいて あります。 せかい は いつも 「もっと!」「はやく!」「つぎ!」 って いって きます。 でも、もし からだ や こころ が 「ちょっと まって」 って いったら? この ほん は、 とまる こと が わるく ない って いう はなし です。
1. なにも おきて いない って どういう こと?
とつぜん、 おおきな こと が おきた き が する とき が あります。 でも、ほんとうは―― なにも おきて いない こと も たくさん あります。 そら は そのまま いま ここ に いる からだ も ちゃんと ある ただ、 あたま の なか だけ が はしって いる だけ かも しれません。 それ に きづけたら、 もう だいじょうぶ です。
2. せかい は はやすぎる
せかい には、 ひと が とめられない はやさ が あります。 はやり あたらしい きかい うわさ きたい この ほん では、 それ を 「はやすぎる せかい」 って よびます。 はやすぎる せかい は、 たのしい けど、 ずっと いる と つかれます。 だから だいじ なの は、 はいって も、もどる こと。
3. どうして ひと は いみ を つけすぎる の?
ひと は、 わからない まま が にがて です。 だから、 たまたま → いみ が ある はなれた → りゆう が ある やすんだ → なにか ある って、 あと から はなし を つくります。 でも、ほんとう は ちがう こと も あります。 つかれた ねたかった きょう は やめた それ だけ の ひ も、 あって いい。
4. とまる ひと が へんな なまえ で よばれる わけ
せかい が はやい と、 とまる ひと は めずらしい。 だから、 きえた かわった ふしぎ な ひと って いわれる こと が あります。 でも、ほんとう は ただ はなれただけ。 それ は ふしぎ じゃ ありません。 じぶん を まもった だけ です。
5. ほんとう に やさしい XR
XR(えっくすあーる)って、 ゴーグル を つけたり、 え を みたり する こと だけ じゃ ありません。 ほんとう に やさしい XR は、 なに も しなくて いい みて いる だけ で いい すぐ やめて いい ここ に いて いい って かんじ られる こと。
6. つかれた とき の ちいさな ルール
つかれたら、これ を おもいだして。 きょう は やめて いい ぜんぶ わからなくて いい せつめい しなくて いい はなれて も だいじょうぶ なにも おきなくて いい これ が できたら、 ちゃんと だいじょうぶ。
おわりに
なにも おきなかった ひ は、 しっぱい じゃ ありません。 それ は、 せかい が こわれなかった ひ。 この ほん は、 それ を わすれない ため の ちいさな メモ です。
👨👩👧 親向け解説あとがき
この本は、 「やる気を出させる」ためのものではありません。 今の子どもたちは、 情報量 期待 比較 速度 すべてが過剰な環境にいます。 「とまる」「やらない」「離れる」 という選択肢を、 大人が先に言葉として持っておくこと。 それが、 子どもが壊れずに育つ 最低限の安全装置です。 この本は、 子どもを前に進ませる本ではなく、 「進まなくていい日」を 肯定するための本です。
