その死神は少女の姿をしていて、〝あなた〟に挨拶をする。
死神は生命の灯を消せるのだと、多くの物語で描かれているけれど、それ……
嘘ですよ。
死神の本当のお仕事は、最期を迎える〝あなた〟のもとに行き、お話をする。
〝あなた〟の人生が本に記されることによって、永遠に忘れられることはない。
「あなたは人生を、よく生きたと思います」
その死神はいつもそう呟く。
〝あなた〟に敬意を表し、〝あなた〟のことが好きだから。
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収録話数:本編9話、書き下ろし1話
以下続刊予定
108ページ、A6サイズ