銀盤のフラミンゴ
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B6判 198ページ 2026年2月1日発行 「期待されること」と「自分の気持ち」が食い違ったとき、期待に応えられないときに人はどうやって絶望や悲しみと戦い、どうやって再び立ち上がるのか、という物語です。 主人公はダーリーンという女の子。 スケートを嫌いになったのは、才能がなかったからでも、 努力が足りなかったからでもありません。 「期待される役割」が、いつの間にか彼女自身を縛っていたせいでした。 創作において、 「成長」や「自立」はしばしば 強さや成功と結びつけて描かれがちです。 しかし、この物語は、孤独な反抗や劇的な逆転を描く作品ではありません。 わかりやすい敵も出てきません。 両親に深く愛され、仲間に助けられ、支えられながら、 少しずつ「自分の足で立つ感覚」を取り戻していく、 とても静かで誠実な再生の物語です。 著者、虹乃ノランは、 自立とは「一人で立つこと」ではなく、 「周囲の支えを受け入れながら、自分の価値を見つめ直すこと」なのだと静かに示します。 だからこの作品は「がんばれ」と背中を押す物語ではなく、 「立ち止まってもいい」「嫌いになってもいい」と 読者の現在地を肯定し、その先を見つめてみようと促す物語といえるでしょう。 淡く溶けるような穏やかなカバーも含め、 読後には、氷の上に残る声援の残響や温かさが 心に残る一冊になっています。 (note解説文より)

