国民なき国 ~分断された大衆社会としての現代日本~
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私たちは本当に「国民」なのか。 現代日本では、「日本人」「国民」という言葉が当たり前のように使われている。しかし、その言葉が意味する社会的実体は本当に存在しているのだろうか。 都市化、資本主義の発展、戦後改革――。 日本社会はわずか数十年の間に急激な変化を経験し、かつて存在していた地域社会や労働共同体、家族関係といった中間共同体は大きく弱体化した。その結果、人々は社会の成員というよりも、孤立した個人として生きる「大衆社会」が形成された。 本書は、この現代日本の社会構造を「国民なき大衆社会」という視点から読み解く。 大衆社会の理論から日本の戦後史、ポピュリズム政治の広がりまでを検証しながら、なぜ社会的連帯が弱まり、政治が分断と感情によって動きやすくなっているのかを明らかにする。 そして問いかける。 分断された個人の社会から、再び「国民社会」を作ることはできるのか。 政治、社会、共同体の未来を考えるための一冊。