











本書は、組織特有の不思議な現象を「妖怪」というメタファーでとらえ、その生態の分析と対策を対話劇でお届けする新感覚ラノベ物語風パターン・ランゲージ本です。 日本の伝統的大企業(JTC)へ転職した貴子が目にしたのは、会議室に居座る無反応な「妖怪ノーリアクション」や、やる気を吸い取る「妖怪モチベ削り」……。そう、そこは魑魅魍魎の「妖怪」たちが跋扈する不思議な場所だったのです! 絶体絶命のピンチに貴子が頼ったのは、物知りで概念化能力を操るクールな奈緒と、焼肉大好き実践知能力で突き進むパワフルな紗月。 三人の力が合わさる時、JTCの組織課題に一筋の光が差し込みます。 「この妖怪…私たちが対峙してみせます!」 認知バイアス、行動経済学、組織論、アジャイル……現代の実践知(プラクティス)を手に、貴子たちの妖怪対峙がいま幕を開ける!
想定読者
・日本企業、伝統的企業、老舗企業、大企業、製造業等に勤務している方 ・組織の壁に悩むエンジニアやマネージャーの方 ・「組織」という名の複雑なシステムの仕組みに興味がある方 ・日々の業務を少しでも良くしたいと思っている方
この本を読んで得られるもの
・組織の力学を解釈する概念化知識(認知バイアス、社会心理学、行動経済学、組織論等) ・組織の力学に対応するための実践知(アジャイルのプラクティス等) ・組織の力学に立ち向かうちょっとした勇気 ・「うちの会社でもある!」「わかる~!」という共感
目次
はじめに 本書の概要 本書の背景 妖怪とは 本書のジャンル 本書の対象読者 第1章妖怪ノーリアクション 1.1 提案に対する無反応 1.2 概念化能力 1.3 まずは事実確認 1.4 理解しすぎている 1.5 集団浅慮 1.6 サーカスの象 1.7 学習性無力感 1.8 メタファー 1.9 ユビキタス言語 1.10 妖怪のせいかもね 1.11 名付け重要 1.12 パターン・ランゲージ 1.13 小さな成功 1.14 探索家・概念家・実践家 第2章【閑話休題】なぜ妖怪なのか 2.1 組織の問題との出会い 2.2 マーケティングと行動経済学 2.3 データサイエンスと認知バイアス 2.4 組織のフォースと対峙する 2.5 『組織が変わる』と妖怪 2.6 『ゾンビスクラム』とゾンビ 2.7 BCG とチェンジモンスター 2.8 『魔法少女まどか☆マギカ』と魔女 2.9 『和』へのこだわり 2.10 改めて「妖怪」とは何か 第3章妖怪形骸KPI 3.1 DX人材の育成 3.2 妖怪が見える 3.3 定量目標は分かりやすい 3.4 グッドハートの法則 3.5 キャンベルの法則 3.6 コブラ効果 3.7 マクナマラの誤謬 3.8 名付け重要再び 3.9 ソフトウェア開発での数字縛り 3.10 銀の弾丸はない 3.11 ストーリーテリング 3.12 「やってみた」を指標にする 3.13 コミュニティ・オブ・プラクティス(CoP) 3.14 やってみて「ふりかえり」 第4章【閑話休題】妖怪応援団・壱 4.1 JTC 一筋15 年R.N. kuro さん 4.2 小泉岳人さん 4.3 R.N. yara さん 第5章危機感なっしー 5.1 危機感の欠如 5.2 企業変革力と企業変革のジレンマ 5.3 組織のサイロ化 5.4 傍観者効果 5.5 責任分散 5.6 多元的無知 5.7 評価懸念 5.8 部屋にいる象 5.9 我々はなぜここにいるのか? 5.10 夜も眠れない問題 5.11 危機感なっしーの正体 5.12 危機感なっしーとの別れ 第6章【閑話休題】妖怪化のメリット 6.1 共通認識化 6.2 誰も傷つけない 6.3 ユーモアがある 6.4 「妖怪対私たち」の構図が作れる 第7章組織バーサーカー 7.1 組織間の対立 7.2 戦い終わったら戦いが始まる 7.3 孫子の兵法『戦わずして勝つ』 7.4 問題対私たち 7.5 組織バーサーカー爆誕 7.6 根本的帰属誤謬 7.7 外集団同質性バイアス 7.8 泥棒洞窟実験 7.9 共通の災難 7.10 会社の危機を可視化せよ 7.11 妖怪ワークショップ 第8章【閑話休題】妖怪応援団・弐 8.1 R.N. じん(とあるJTC に生息)さん 8.2 R.N. モリタカさん 8.3 R.N. かつさん 第9章妖怪モチベ削り 9.1 コマンド&コントロール 9.2 丸投げ感 9.3 妖怪モチベ削り登場 9.4 モチベーション3.0 9.5 外発的動機付け 9.6 内発的動機付け 9.7 アンダーマイニング効果 9.8 モチベーションを上げるには? 9.9 ムービングモチベーターズ 9.10 バリューズカード 9.11 物語が動き出す 9.12 後日談 あとがき











