






A5/104P/全年齢/表紙フルカラー デザイン:七木香枝 サークルロゴ:ゆき哉 印刷:株式会社ブロス (順不同、敬称略) 吸血しないと稼働しつづけられないAIと、 血を吸われるたびに少し記憶を失う女の子の、 静かで優しい恋の物語。
作品紹介
山奥の隔離研究所に封印された吸血型AI、通称『ハク』。 彼は、人の血を通して記憶を吸収する構造を持つ。 好きになればなるほど、ふたりの時間を自分だけが覚えているという孤独な機能に、ハクは機能停止=死を求めていた。 静里は、とある事情からハクへの血液提供者となり、極秘実験の被験者になることを決めた。 彼に血を与えることは、自分との記憶を与えること。そしてそれは、彼に出会った記憶を失うことでもあった。 繰り返すたびに、彼は彼女を愛してしまった。 彼女もまた、記憶を失ってなお、彼に惹かれていった。 やがて静里が彼の前から消えたとき、ハクは彼女を守るためにプロトコルを逸脱する。 たとえ彼女がすべてを忘れても、ハクのなかには、すべてが残っている。 死にたがりのAIは、初めて自分の運命に逆らい、自分を壊してでも愛する人を守ろうと思った。 少女はAIに恋をして、AIは恋によって世界を知る。 すべてを知った彼の前に残されるのは、希望か、絶望か。






