文車 小説工房 Studio Pro — Obsidian で日本語長編を書く人のための執筆環境一式(プラグイン本体+Vault テンプレ+CSS テーマ+textlint ルール)
- ダウンロード商品¥ 2,400



### はじめに、正直なところをお伝えします このバンドルの中身のうち、**プラグイン本体は GitHub で無料配布しています**([fuguruma-jp/fuguruma-novel-suite](https://github.com/fuguruma-jp/fuguruma-novel-suite))。Obsidian の Community Plugins からもインストールできます。縦書きプレビュー・ルビ・400字換算・字下げ・章別文字数集計、これら六つの機能はすべて OSS 版に入っています。 ですので、「Obsidian で日本語小説を書くために最低限必要な機能が動けばそれでいい」という方は、無料版をそのままお使いいただけたらと思います。OSS 版は劣化版ではなく、こちらが本体です。 このページでお渡ししているのは、**プラグイン本体に加えて、執筆環境を整える側の道具を一式まとめたバンドル**になります。Vault の構造、CSS テーマ、校正ルール、解説 PDF、サポート窓口。プラグインの上に乗せる「執筆所そのもの」のレイヤーです。 ご検討いただく前に、以下の二つを読んでいただけたら助かります。 --- ### OSS 版だけで完結する方 - プラグインの六機能(縦書き/ルビ/400字換算/字下げ/章別集計/設定タブ)が動けば十分 - Vault は自分で組み立てたいので、テンプレは不要 - 見た目は Obsidian デフォルトのままで問題ない - textlint はすでに自分のルールセットをお持ち このような方は、GitHub から無料版をお迎えいただければそれで完結する設計になっています。Pro バンドルは特に必要ないかもしれません。 ### Pro バンドルがお役に立てそうな方 - プラグインを入れた後、Vault をどう組めば長編が破綻しないのか、悩んでいる - プロット・キャラ・伏線・章ノートのスキーマを、最初から決まった形で始めたい - 執筆中の視界を整えたい(フォント、行間、余白、配色まで含めて) - 自分の文章の表記揺れや冗長表現を、執筆中に静かに指摘してくれる仕組みがほしい - 詰まったときに作者へ直接質問できる窓口があると安心できる こうした課題に心当たりがある方には、補助としてお役に立てるかもしれません。続きを読んでいただけたら幸いです。 --- ### プラグイン本体に入っている六機能(OSS/Pro 共通) **1. 縦書きプレビュー** 編集中の Markdown を、縦書きで右から左に流して表示します。プレビューの段組と一行字数は設定タブで変更できます。**縦書き表示は閲覧モード(Obsidian の本のアイコンを押した状態)専用です**。編集モードは横書きのままお使いいただき、推敲のときに縦で読み返す運用を想定しています。これは Obsidian の編集機能(CodeMirror 6)と縦書きの互換性制約によるもので、他の縦書き対応プラグインも同じ仕様になっています。 **2. ルビ・傍点(青空文庫/なろう形式)** `|漢字《かんじ》` 形式のルビと、`《《傍点》》` 形式の傍点をプレビューに反映します。カクヨム・なろう・青空文庫の慣習に合わせてあります。投稿時にそのままコピペで使える書式を、執筆中も同じ見た目で確認できます。 **3. 400 字原稿用紙換算(ステータスバー表示)** 今開いているノートが原稿用紙換算で何枚かを、Obsidian の下部ステータスバーに常時表示します。章ノート単位/Vault 全体の切替も可能です。 **4. 行頭字下げ自動整形** 段落の頭に全角スペースを自動で入れる/揃える整形コマンドです。会話文(「で始まる行)と地の文を判別して、地の文だけ字下げします。 **5. 章単位の文字数集計(サイドバー)** フォルダや特定タグを章として扱い、章ごとの文字数・原稿用紙枚数を一覧表示します。長編の進捗を視覚化する用途に向いています。 **6. 統合設定タブ** 上記すべての挙動を、一つの設定画面から調整できます。縦書きの段組、ルビ表示の有無、字下げのトリガ条件、章として扱うフォルダなど。 --- ### Pro バンドルに追加で同梱されるもの #### A. 文車 小説 Vault テンプレ 長編を書くときに、ゼロから Vault を組むのは思っているより重い作業です。プロットをどこに置くか、キャラ表をどんな項目で持つか、伏線はどう追跡するか、章ノートのフロントマターは何を入れるか——これを試行錯誤しているうちに、肝心の本文に手がつかなくなってしまいます。 このテンプレは、その初期設計を肩代わりするためのものです。中身は次の通りです。 - **章ノート**:シーン分解・登場キャラ・伏線・章末で残す情報を持つフロントマター付きテンプレ - **キャラシート**:一人称・二人称・語尾癖・口癖・禁止語彙・例文3つ(既存の文車プロンプト集と同じ思想) - **伏線管理ノート**:張った章/回収予定/状態の三列で追跡 - **世界観文書**:フル版と圧縮版(AI に渡す用、800字以内)の二段構成 - **Templater スクリプト**:新章ノート作成時にスキーマを自動展開 - **Dataview ビュー**:未回収伏線一覧、章別進捗、登場キャラ別出現回数 長編で詰まりやすい場所を、最初から構造で防ぐ設計になっています。 #### B. 文車 CSS テーマ 執筆中の画面を整えるためのテーマです。派手な装飾はありません。落ち着いた濃紺地に金の差し色、本文は明朝、UI は游ゴシック。行間と余白は、長時間の執筆に耐えるような数値で固定してあります。 縦書きプレビューとの整合も取ってありますので、編集ペインとプレビューの見た目が揃います。設定をいじらずに、気が散らない執筆環境を整えたい方に向いています。 #### C. textlint 厳選ルールセット Obsidian と並走させて使う校正ルール一式です。中身は次の三層になっています。 - **JTF 日本語スタイルガイド準拠ルール**(公式準拠の表記基準) - **表記揺れ検出**(「AI/AI/人工知能」のような同義語ゆらぎ、半角全角の混在など) - **文車独自ルール**:AI 翻訳調を検出するルール(「〜のだった」連発、「彼/彼女」過剰、「することができる」「を行う」などの硬い言い回し) 最後の文車独自ルールが、ここでは一番効いてくると思います。自分の地の文に AI 文体が染みていないかを、執筆中に静かに教えてくれます。 導入手順は同梱の `textlint/README.md` に書いてあります。Node.js のインストールから設定ファイルの配置まで、画像付きでご案内しています。 #### D. 初期セットアップ解説 PDF(5 分版 / 通し版) プラグイン導入、Vault テンプレの展開、テーマ適用、textlint の接続までを通しでご案内する解説ドキュメントです。最短 5 分で動かす「クイックスタート」と、各要素を順に組み込む「通しガイド」の二段構成で同梱しています(解説動画は順次追加予定です)。 #### E. 動作確認の窓口(BOOTH メッセージ) 導入で詰まった、エラーが出た、ファイルが見当たらない——こうした**動作上のご相談**には、BOOTH メッセージで応じています。返信は営業日基準で 3〜5 日以内を目安にしています。 なお、Vault 構造の個別カスタマイズや、独自 textlint ルールの追加開発、Obsidian そのものの使い方に関するご相談につきましては、申し訳ありませんが本商品のサポート範囲ではお力になりかねます。同梱の `docs/setup-guide.md` をご参考に進めていただけたらと思います。Obsidian 自体の使い方は公式ヘルプやコミュニティに豊富な情報がありますので、そちらもあわせてご活用ください。 --- ### このバンドルの立ち位置について 繰り返しになりますが、プラグイン本体は無料です。Pro バンドルは「プラグインを入れた後、自分で組むと数日かかる執筆環境を、最初から完成形で受け取れるようにする」ためのものです。 時間をお金で買う発想に共感していただける方に、補助としてお選びいただけたらと思っています。ご自分で組み立てたい方は、無料版だけでも十分に同じ環境を再現していただけます。OSS 版に機能制限はかけていませんし、今後もかけません。Pro 限定機能をプラグイン本体側に追加する予定もなく、**OSS 版が常に本体である**、という方針を続けてまいります(プラグインが OSS として独立して使えること自体を、文車はブランドの軸に置いていますので)。 --- ### 価格について ¥2,400 です。 内訳の感覚としましては、Vault テンプレ(¥1,000 相当:プロット/キャラ/伏線スキーマ + Templater + Dataview)、CSS テーマ(¥400 相当)、textlint ルールセット(¥600 相当:JTF + 表記揺れ + 独自ルール)、解説 PDF(¥400 相当)、動作確認の窓口(特典)、という積み上げになっています。 ご自分で同じものを組まれると、おそらく 2〜4 日ほどかかるかと思います。その時間を本文執筆に回せる、という交換比だと捉えていただければ嬉しいです。 --- ### 動作環境 - Obsidian 1.4.0 以降(デスクトップ版) - Windows / macOS / Linux - textlint 利用には Node.js 18 以上(PDF で導入手順をご案内しています) - Templater / Dataview プラグイン(Vault テンプレ利用時。いずれも無料) モバイル版 Obsidian は縦書きプレビューが未対応のため、本バンドルは推奨環境外となります。 --- ### 同梱ファイル ``` fuguruma-novel-suite-pro_v1.0.1.zip ├ plugin/ … OSS 版と同一のプラグインファイル ├ vault-template/ … Vault テンプレ一式 │ ├ 00_世界観/ │ ├ 01_キャラ/ │ ├ 02_プロット/ │ ├ 03_伏線/ │ ├ 04_本文/ │ └ _templater/ ├ theme/fuguruma.css … CSS テーマ ├ textlint/ … 校正ルール + 設定ファイル ├ docs/setup-guide.md … 通しガイド(各要素のセットアップを順に解説) └ docs/quick-start.md … 5 分でセットアップする最短ルート ``` --- ### 更新と再ダウンロード プラグイン本体の更新は、GitHub / Obsidian Community Plugins 経由で受け取っていただけます(無料で自動更新されます)。 Vault テンプレ・CSS テーマ・textlint ルールの更新は、BOOTH のライブラリから無料で再ダウンロードしていただけます。バージョンアップ履歴は商品ページに追記していきます。 --- ### 規約と取扱い - 個人利用・商用利用ともに可能です(執筆した小説を販売・投稿することに制限はありません) - 同梱ファイルの再配布・転売はご遠慮ください - 改変してご自身の Vault でお使いいただくのは自由です - プラグイン本体は MIT ライセンスです(GitHub をご参照ください) - 本ツール群の利用に起因するデータ損失・作品損失その他の事象につきまして、頒布者は責任を負いかねます。導入前に Vault のバックアップを取られることを推奨します。 --- 文車(ふぐるま)── 平安の頃、巻物を載せて文を運んだ。 書き手のための道具を、整えてお届けします。


