Curiosity − AIとアナログを、デジタルでつなぐ試み
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画像生成AIで作成した画像を素材として利用し、Adobe Photoshopによってさまざまな写真表現を再構築することを追求した本です。 本書では、AI画像に質感・立体感・空気感を与える「film taste experiment」と、その画像を素材に制作した15種類の写真トーンの作例と加工手法(全16手法)を掲載しています(各写真トーンは通常のデジタルカメラ写真にも適用できます)。 単なるPhotoshopの操作解説ではなく、「なぜその写真がリアルに見えるのか」「なぜそのトーンに魅力を感じるのか」という視点から、写真表現や視覚認知についても考察しています。
掲載している手法
■ bleach bypass ※1 フィルム現像の漂白工程をあえて省略し、銀粒子を残す手法。高コントラスト・低彩度。金属的な冷たい質感の写真 ■ cross process ※1 フィルムと現像液を本来とは異なる組み合わせで処理することで、非現実的で予測不能な色彩の高コントラスト写真 ■ matte tone ※2 ハイライトとシャドウを抑え、コントラストと彩度を落とし、フラットで落ち着いた「マット紙」のような質感の写真 ■ moody tone ※2 深いシャドウと低めの明度・彩度・色温度で画面を構成し、ドラマチックな感情を誘う、ムードを演出した写真 ■ retro film grain ※1 銀塩フィルム特有の粒状感やノイズ、ボケ味を再現し、デジタル画像にレトロな手触りを取り込んだ写真 ■ pastel tone ※2 彩度をやや抑え、中間調を強調することで、全体を淡くやわらかなパステルトーン調に仕上げた写真 ■ teal and orange ※2 映画でも多用される色彩演出。補色関係にあるティール(青緑)とオレンジを用いて、被写体と背景を分離した写真 ■ bright edge (inspired tone) ※4 高い彩度と明度、高コントラストでハイライトを強調して輪郭を際立たせ、被写体への視線集中を促した写真 ■ high key ※3 高明度・高彩度で、全体的に露出オーバー気味に構成された表現。爽やかでやわらかく、清潔感のある雰囲気の写真 ■ mist tone ※3 霧のように拡散する光と、低彩度・低コントラストの演出によって、幻想的で柔らかな空気感の写真 ■ hazy veil tone (inspired tone) ※4 霞状にひろがる光と、放射状の光を組み合わせることで、透明な空気の存在感を立ち上げた演出の写真 ■ monochrome ※1 単なる白黒ではなく、陰影やトーンによる多様な表現が可能な手法。ヴィネットと組み合わせて、より物語性のあるモノクロを表現 ■ sepia tone ※1 古写真や経年変化を連想させる表現。彩度やコントラストを落としつつ、黄褐色を加えることで懐かしさや温度感を演出 ■ selenium tone ※1 長期保存のための薬品処理によって得られる、青紫がかった色調を再現。クールで静謐な印象をもたらす写真 ■ solarization ※1 現像中に光を強く当てることで、劇的に明暗が反転する手法。独特の輪郭と非現実的な視覚効果を持つ写真 ※1 フィルム写真時代の表現 ※2 デジタル時代の写真表現 ※3 カメラとレンズによる表現 ※4 Curiosity オリジナル その他、レンズフレアやハレーション、ライトリークなどの光学現象の再現や、研究途上の手法についても付録として収録しています。
仕様
・サイズ:1536 × 1920 pixel ・ページ数:320ページ ・形式:暗号化PDF ・販売形態:電子書籍限定
試し読み
https://yah-cyberstudio.com/curiosity_sample/
著者プロフィール
加藤よしひさ 2000年12月より制作会社にて、デザイナー、エンジニア、クリエイティブディレクターとして勤務。 2003年9月よりフリーランスのWeb・グラフィックデザイナー、ITエンジニアとして活動開始。以降、Webサイト・Webサービスの構築、雑誌・ムック・企業パンフレット等を手がける。 また「YCS - graphics」名義で、Tシャツやスウェット、パーカーなどのオリジナルアイテムの制作・販売も行っている。 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)会員
















