InDesignサバイバルナイフ 上巻
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まえがきより InDesignはむずかしいし、とっつきにくい、という声をよく聞きます。 自分が最初にレイアウトソフトに出合ったときはどうだったかな、と思い出してみると、最初はそんなに深く考えずにやみくもに使ってみていたのでした。 やみくもにつかっているうちに、だんだん「ここが便利なのだな」「なぜ便利だと思うのだろう」と考え出して、ちょっとずつ先へ進んでいったように思います。 「便利だ」と思うためには、自分が「何を作りたいのか」がある程度見えていないとわからないんだな、と思ったことも覚えていました。 また、「むずかしい」と思ってしまう原因として、あることをしようとしているときに、それに関する情報をどんどんぶち込まれてしまって情報におぼれる、ということもあるのではないかと思いました。 この本では、1章から4章まで、作るものがだんだん複雑になるようになっています。 誰でも最初から、複雑なものを思い描くことはできません。なので、まず簡単なものを想定して、そこへたどり着くまでのアプローチとして章立てをしてみました。 また、大事なことだけど筋道からちょっと外れた情報や、それは今すぐ分からなくていいけど、後から理由を知りたくなるかもね、といったことは、極力「注」に追い出すことにしました。 なので、この本には「注」「脚注」と、注に当たるものが2種類あります。注よりボリュームが大きくなるものはコラムにしましたが、コラムも軽いものと重たいものに分け、重たいものは「seed of wisdom」というページを設けて、独立感を高くしました。 さらに、コラムの域を超えてしまうようなことは「インターミッション」として、本筋から外れた章にしてあります。 とりあえず、InDesignではどうやってドキュメントを作っていくか知りたいひとは、注やコラムは全部飛ばして読んでいってかまいません。後から、気になったら戻ってくればよいのです。 もちろん、脚注も残さず拾ってねちねち読んでいってもらってもよいのです。 今の時点で分かっていることはできるだけ盛り込んだつもりです。ドキュメントを作っていく上ではいろいろなケースに突き当たります。そのときに、この本が何かのヒントになるといいなと思っています。 この上巻では、さほど複雑なところへは踏み込みません。気軽に読んでいただければと思います。 なお、本書は、自分が昔書いた「DTPブッシュナイフ」という本の続きみたいな気持ちで書きました。 InDesignというアプリケーションを使いこなして、サバイブしていく皆さんの助けになれたらよいなと思っています。 以下目次 1 紙の上に字と絵とを並べよう 1.0 InDesignを起動しよう 1.1 準備 使うツールを出しておく 1.2 まず紙の大きさを決めよう 紙を作らないと始まらない ページサイズ 見開きか単ページか 「マージン・段組」でいこう コラム 段組とは 1.3 字と絵を並べよう 字を入れる箱を作ろう 絵を入れる箱を作ろう 1.4 図形と線とを並べよう 図形を書いたり線を引いたり 【選択】ツールと【ダイレクト選択】ツール 線と塗り コラム カスタム線種を作る コーナーオプション 座標と位置 1.5 字をコントロールしよう フォントの種類を決めよう 文字サイズを決めよう コラム ポイントとインチ、歯と級について 行送り(行間) 段落とは 文字属性と段落属性 どこで設定する? コラム スポイトの使い方 1.6 画像をコントロールしよう トリミングを決める 画像の大きさを変える コラム フレームを選んでいるのか、 コンテンツ(中に入れた絵や写真)を選んでいるのか リンクと埋め込み 取り込んだ画像に背景があるときとないとき 図形と同じように形を変えられる 1.7 効果とは 図形にかけてみる テキストフレームにかけてみる グラフィックフレームにかけてみる 1.8 チラシを作ってみよう まずラフを描く テキストと画像を用意しよう InDesignのドキュメントを作る 字と絵のフレームを紙の上に置く フレームにコンテンツを入れて、調整する インターミッション 環境設定 ☛1 一般 従来の「新規ドキュメント」ダイアログを使用 ❶ 拡大/縮小時 ❷ ☛2 インターフェイス アピアランス ❶ ☛3 UIの拡大・縮小 オプション−UIサイズ ❶ アンカーポイント、ハンドル、およびバウンディングボックスの表示サイズ ❷ ☛4 テキスト 文字オプション−フォントメニュー内のフォントプレビューを有効にする ❶ スマートテキストのリフロー処理 ❷ ☛5 高度なテキスト 文字設定 ❶ デフォルトのコンポーザー ❷ コンテキスト機能からのテキスト制御 ❸ ☛6 組版 ハイライト表示オプション ❶ テキストの回り込み−次の行に合わせる ❷ テキストの回り込み−テキストの背面にあるオブジェクトを無視 ❸ ☛7 単位と増減値 定規の単位−開始位置 ❶ 定規の単位−水平方向/垂直方向、他の単位 ❷ キーボード増減値 ❸ ☛8 グリッド ベースライングリッド ❶ 背面にグリッドを表示 ❷ ☛9 ガイドとペーストボード カラー ❶ ガイド−スナップの範囲 ❷ ペースト ❸ ☛10 文字枠グリッド グリッド設定 ❶ レイアウトグリッド設定 ❷ ☛11 辞書/欧文スペルチェック/スペル自動修正 ☛12 注釈/変更をトラック/ストーリーエディター ☛13 表示画質 オプション ❶ 表示設定を調整 ❷ 文字のグリーキング ❸ ☛16 GPUパフォーマンス ☛17 黒の表示方法 RGBおよびグレースケールデバイスでの黒の表示オプション ❶ [黒]のオーバープリント ❷ ☛18 ファイル管理 スニペットの読み込み ❶ リンク−再リンク時に画像サイズを保持 ❷ ☛19 クリップボードの処理 ☛20 文字組みプリセットの表示設定 ☛21 生成AI ☛22 おまけ1 フレームグリッドの色はどこで決める? ☛24 おまけ2 標準モードとプレビュー ☛23 おまけ3 コンテクストタスクバー seed of wisdom ドキュメントデフォルトとアプリケーションデフォルト 2 繰り返してみよう 2.1 A4見開き(A3)のカタログ的チラシ 2.2 まずラフスケッチを作る 2.3 ドキュメントを作ろう 見開きページを作るには 1つのブロックを考えてみる 必要なだけのブロックを配置 2.4 整列の使い方 2.5 テキストフレームをつなぐ 2.6 テキスト流し込みからのスタイル設定 テキストは一気に流し込む 基本になる書式を設定して段落スタイルにしよう 次のフレームへ「改フレーム」しよう 改フレームを「検索・置換」で一気に片づける 最初の1行はどうしようか 2.7 仕上げと修正 修正がかかったら 思ったように変更されない/スタイル間の序列 seed of wisdom ダイアログに数字を入れるとき タブを使う 単位 計算 テンキー 縦横比を保持する鎖マーク インターミッション 検索と置換 ☛1 テキスト ☛2 正規表現 ☛3 字形 ☛4 オブジェクト ☛5 カラー ☛6 文字種変換 3 文庫本を組んでみよう 多ページ縦書き 3.1 とにかくラフスケッチを作る 全部のページで共通する項目はなんだろう 3.2 新規ドキュメント 3.3 版面を決めていこう コラム ノドについて 3.4 ドキュメントページから親ページへ移動しよう 親ページで最初に確認すること 親ページに置いておくもの ガイドを引いておこう 自動ノンブル コラム ノンブルの種類を変更するには コラム ノンブルを途中から始めるには コラム ノンブルの偶数奇数と右ページ左ページの関係 コラム セクションプレフィックス 柱は位置と体裁だけ決めておこう コラム ガイドの引き方 3.5 フレームグリッドで作るよ フレームグリッドとグリッドフォーマット コラム 長文は詰め組みでは読みづらい コラム グリッドフォーマットの「レイアウトグリッド」 3.6 流し込んでみよう コラム 原稿をチェックしよう テキストフレームの自動生成 コラム 読み込み時の文字化け フレームグリッドとグリッド揃え コラム テキストフレームのとき コラム 文字サイズがグリッドより大きいとき 段落スタイルを使っていく コラム 基本段落は変更しない コラム 文字組みアキ量設定の一字下げ 段落スタイルで対処しきれないところに文字スタイルを使う コラム フレームグリッド上でのコピペ 3.7 数字と欧文の扱い方 自動縦中横 半角等幅 3.8 見出しを置いてみる 見出しを設定する コラム 行取りの考え方 3.9 柱をどうしよう セクションマーカー テキスト変数 3.10 ルビをふってみよう モノルビとグループルビ ルビの振り方 ルビの位置などについて 3.11 扉のページを作る 扉は必ず奇数ページ側 コラム ページ番号 中扉の親ページは作っておこう seed of wisdom 注意したい文字 二倍ダーシ(U+2015、U+2014) ダブルミニュート seed of wisdom 正規表現はじめの一歩 まずこれだけ覚えよう 範囲を指定する 位置を指定する 探したい文字列の前後を指定する 条件で探せる意味 正規表現はどのツールでも同じように使える訳ではない インターミッション 先頭文字スタイルと 正規表現スタイル ☛1 先頭文字スタイル ☛2 正規表現スタイルとは 正規表現って何なの 特定の語を示すメタ文字−[0-9]と\dの違いとは 正規表現スタイルの例 InDesignでの入力補助 正規表現の罠 テキスト変数で引っ張れるか バックスラッシュ(\)の入力方法について 正規表現スタイルはどのくらい強いか
