ディレイプラグイン Sylph Step Delay
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Sylph Step Delay は、「音が入った瞬間」を起点にリズムを描くステップ・ディレイです。一定間隔で繰り返すだけの従来型ディレイとは異なり、16 個(最大 24 個)の LED グリッドを自由に点灯させて、ディレイ音そのものにリズムパターンを作らせることができます。独立した 2 系統を重ねられ、それぞれにピッチシフト・拡散・スウィング・ゆらぎを設定できます。
製品紹介
Sylph Step Delay(シルフ・ステップ・ディレイ)は、2 系統の独立したディレイライン(Dual-Wind System)を持つ、リズミカルなステップ・ディレイプラグインです。 最大の個性は、ディレイ音の発生タイミングを、16 個(最大 24 個)の LED グリッドで自由に「描ける」ことです。一般的なディレイが「一定間隔でだんだん小さく繰り返す」だけなのに対し、本機は 1 小節を等分したグリッドのうち、点灯させたステップだけでディレイ音が鳴ります。裏拍だけを鳴らす、頭と 3 拍目だけ返す、A と B で異なる分割数を選んでポリリズムを組む ── そうしたリズム設計が、ディレイのままできます。本機には「ディレイタイム」ノブがありません。どのステップを点灯させるかが、そのままディレイタイムの指定になるからです。 そしてもう一つの重要な特性が、DAW の小節の頭に同期しないことです。テンポ(BPM)だけを DAW から受け取り、音が入力された瞬間をそのフレーズの「1 拍目」とみなします。だからどんなタイミングで弾いても、その音を起点とした音楽的なリズムが返ってきます。DAW を停止したままのリアルタイム演奏でも、テンポ通りに動作します。 さらに、繰り返してもピッチが崩壊しない非蓄積型のピッチシフト(SHIFT)、繰り返すほど深まる拡散(DIFFUSION)、機械的な正確さからあえて外す SWING / JITTER を搭載。遅延時間は倍精度で計算され、長時間フィードバックさせても DAW のテンポからズレていきません。 なお本機は、シンセサイザー ELEMENTALIS に搭載されているステップディレイの、フルスペック単体版(オリジナル版)です。
主な特徴
ステップ・シーケンス型ディレイ ── 1 小節を 8 / 12 / 16 / 24 分割したグリッドを LED で点灯させ、ディレイ音のリズムパターンを直接描けます。マルチタップなので、1 小節内に複数のディレイ音を自由に配置できます。 Dual-Wind System(2 系統独立) ── Delay A / Delay B は完全に独立した並列パス。別々のリズム・音量・定位・ピッチ・質感を持たせて重ねられます。A で 16 分、B で 3 連を鳴らせばポリリズムになります。 入力起点の相対タイム ── DAW の再生位置に依存しません。停止中のリアルタイム演奏でもテンポ通りに動作し、弾いた瞬間が常にリズムの起点になります。 Precision Delay(ドリフトしない同期) ── 遅延時間を倍精度(double)で計算し、Cubic Hermite 補間で読み出します。長時間フィードバックさせても DAW のテンポからズレていきません。 非蓄積ピッチシフト(SHIFT) ── ±12 半音のピッチシフトをフィードバックループの外側に配置。繰り返すたびにピッチが下がり続ける(=音程が崩壊する)ことがなく、設定した音程のまま鳴り続けます。+12 でシマー、+7 や +5 でハーモナイザー的な厚みを作れます。 DIFFUSION(拡散) ── LFO でわずかに揺れる 4 段オールパスフィルタ。ディレイ音の輪郭を音楽的にぼかし、リバーブのような広がりを与えます。出力段とフィードバックループの両方に作用するため、1 回目の返しから効き、繰り返すほど深まっていきます。 SWING / JITTER ── 機械的な正確さから、あえて外す。裏のステップを規則的に遅らせる SWING と、微細なランダムを加える JITTER で、有機的なノリを作れます。 MOD(ピッチモジュレーション) ── グローバル LFO が A / B のピッチをゆるやかに揺らし、テープやコーラスのような揺らぎを加えます。タイミングには一切作用しないため、リズムは正確なままです。 フィルターと位相コントロール ── ディレイ音だけに効く LOW CUT / HIGH CUT(LOW CUT はフィードバックループ内にあり、繰り返すほど痩せていくテープエコー的な減衰が作れます)。A / B それぞれに位相反転スイッチ(INV)を装備。 省 CPU 設計 ── 無音を検知すると自動的に処理を休止します。
動作環境・形態
対応 OS:Windows 10 / 11(64bit) 形態:VST3(DAW プラグイン)/ VST3 対応の DAW が必要です 入出力:モノ/ステレオ入力 → ステレオ出力 同梱物:プラグイン本体(VST3)、取扱説明書(HTML / PDF 化可)、インストール手順書 インストール:VST3 フォルダにコピーするだけ(インストーラー不要・レジストリを汚しません)
こんな音が作れます
クラシックな 4 分ディレイ ── 4 マスおきに点灯させるだけ。 ダブ・エコー ── 3 マスおきの付点 8 分+深いフィードバック+LOW CUT / HIGH CUT で、繰り返すほど痩せて遠ざかるテープエコー。 シマー・アンビエント ── B の SHIFT を +12、DIFFUSION を深く。原音が少しずつオクターブ上へ舞い上がっていきます。 ポリリズム・パーカッション ── A を 16 分(裏拍のみ)、B を 16 分 3 連にして左右に振ると、左右で違うリズムが走ります。 ハーモナイズド・リード ── ごく短い返しに SHIFT +7 / +12 を設定して、単音をコードのように厚くする。
履歴
Version 1.0.0(2026-08-15) ── 発売。
