長い時を、水底で眠り続けた一匹の龍。
白く覆われた身体は、
魚たちが通り過ぎるたび、静かにひび割れてゆく。
パリ、パリ――。
その奥から現れるのは、
忘れられていた龍の本当の姿。
やがて、一匹の蝶が淡い光を灯した。
願いを運び、
ここまで辿り着いた小さな蝶。
その光に導かれるように龍は目を覚まし、
水晶をその手に携え、
ゆっくりと水面へ昇ってゆく。
眠っていた力は、再び目覚める。
再生・覚醒・上昇を、
幻想的な水中世界に閉じ込めた一枚です。
「水の中の箱庭」第三標本。
スマートフォンの待ち受けとしてお楽しみください。