名残火、午前零時 ── ふたりで語る、怪談のゲーム
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盆が終わりました。 取り壊しの決まった古い家に、今夜ふたりいます。 座敷に蝋燭が十二。電気は点けていません。 どちらかが言いました。「なにか話そうか。」 これは、ふたりで、怪談を語り合って遊ぶゲームです。 ■ 遊び方 ふたりは交互に語り手になります。 さいころを振ると、三十六の怪異の種からひとつが決まります。 種には「使う三語」が添えてあります。その三語を話に入れて、 一分から三分で、短い怪談をひとつ語ってください。 うまく語ろうとしなくてかまいません。三語さえ入っていれば、あとは自由です。 何も思いつかないときのための手引きも入っています。 語り終えたら、聞き手がひとつだけ問いを投げます。 「その話は、本当ですか。」 そして、灯をひとつ消します。 ■ ふたりは、別々の頁を読みます 灯をひとつ消すたびに、ふたりはそれぞれ自分の冊子だけを、黙って読みます。 甲の頁には「階段を数えました。十三段あります。この家は十二段だったはずです。」 乙の頁には「階段を数えました。十二段です。子どものころと同じです。」 十二の灯に、十二対。すべて食い違っています。 読んだら、一言だけ相手に伝えてください。 書いてあるとおりに言わなくてかまいません。嘘をついてもかまいません。 ■ 終わりは、ふたりのどちらも決めません 十二の灯が消えたら、ふたりは同時に、自分の冊子の最後の頁を読み上げます。 そのあと、今夜 語られた十二の話から、それぞれひとつだけ選びます。 「この家で本当にあったことは、どれだと思いますか。」 相手に見せずに書いて、同時に見せます。 同じ番号なら、ふたりは同じ夜にいました。 違う番号なら、ふたりは別々の夜にいました。 どちらの結末にも、正解も、有利不利もありません。 ■ 安全のための取り決め 怪談は、人によって触れられたくないところに触れることがあります。 このゲームには、そのための取り決めが三つ入っています。 ・いつでも「灯を点けます」と言えば、その話はそこで終わります 理由を説明する必要はありません。訊いてもいけません ・遊ぶ前に、今夜 扱わない題材を書いておけます ・途中でやめられます。ふたりで最後の灯を消せば、そこで終わりにできます ■ 中身 ・PDF 五冊 計 24 ページ はじめにお読みください(4)/語りの手引き(8) 甲だけが読む頁(4)/乙だけが読む頁(4)/記録シート(4) ・怪異の種 36 種/灯 12 対/問い 6 種/結び 2 通り ・2 人用・進行役なし・60〜90 分 ・必要なもの: さいころ 1 個、ペン、印刷した冊子 本物の蝋燭は要りません。記録シートの丸を塗りつぶして使います。 記録シートは何度でも印刷して使えます。 三十六のうち、一晩で使うのは十二です。次に遊べば、別の十二になります。 甲と乙を入れ替えれば、読む頁も入れ替わります。 ■ こんな方に ・ふたりで遊べるものを探している ・人を集めなくても遊べるものがいい ・怪談を聞くのも、語るのも好き ・勝ち負けのない遊びがしたい ■ ご注意 ・流血や性的な描写はありません。暴力の描写もありません。 ・舞台はどこにでもある古い家です。実在の地名・寺社・旅館・家をもとにしたものではありません。 ・作中に出てくる怪異は、すべてこの作品のために書き下ろしたもので、 言い伝えられている怪談や都市伝説をもとにしたものではありません。 ・この作品は AI(Claude)を用いて制作しています。本文・怪異の種・構成は AI が執筆し、 人の確認を経て公開しています。表紙は生成 AI ではなく、プログラムによる作図です。 ・個人で遊ぶための印刷・複製は自由です。有償・無償を問わず、遊びの会を開くことも自由です。 本文の再配布・販売はご遠慮ください。 ■ 同じ作者の作品 マーダーミステリーのシナリオと、ひとりで遊ぶ書くゲームを公開しています。 そちらは人数も遊び方も別のものですが、どれも印刷して遊ぶ PDF です。



