怪異達の鎮魂歌
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【あらすじ】「お父様、先に行く、私を許して」悲鳴を誰にも聞き届けてもらえず、理不尽な暴力と虐待の末に命を絶った幼き少女の魂は、現世への深い怨みとともに、台湾の怨霊『椅孔姑(イーコングー)』として覚醒した。生きる希望を無残に引き裂かれた彼女の前に現れたのは、同じく紅い衣装を纏った伝説の怪異『紅衣服女孩』。孤独と絶望の中で手を取り合った二人の幼き怪異は、世界中に溢れる「子供を虐げる大人たち」へ、容赦なき鉄槌を下す血塗られた旅(ロードムービー)へと身を投じる。アメリカ、中国、そして日本――。サキュバスが魅せる淫らな幻影、夜の個室に潜むトイレの花子さん、そして空間ごと大人の肉体を磨り潰すスクラップ工場の惨劇。欲望に溺れ、我が子を飢えさせ、育児放棄を繰り返す悪き親たちの悲鳴が、夜の闇に完膚なきまでに響き渡る。これは、国境を越え、世界の理不尽を血の海へと沈める、終わりなき復讐の物語。傷ついた子供たちの涙をエネルギーに変え、世界中の怪異たちと共鳴しながら、彼女たちは今日も次の獲物を物色する。戦慄のダークファンタジー、ここに開幕。
椅孔姑 父が朝出勤し、また1日が始まる。 苦痛の日々が私を悩ませる。綺麗な洋服。髪を引きずられ、殴られ、裸にされて、タバコの火を焼き付けられて。 悲鳴を誰も聞いても、理不尽に助けてくれず、見ても見ぬふりをする大人の冷めた被害の日々。 助けてくれず、夜の冷たさが我が身も心も無惨に引き裂かれ、生きる希望を無くす日々。 教師も、親族ご近所も、私を、生きる全てを嘲笑う。 生きる勇気失いて、木の枝に椅子を置き、「お父様、先に行く、私を許して」とロープを結び、覚悟決め首を吊る。 息の苦しさ、悶えながら。ロープの痛み、苦しさに涙溢れ、この世の不条理、恨みつらみを持ち経て、この世を去る。 生まれ変わりし幽体として、幼き娘は違う姿で、大人たちに恨み晴らし生きると誓う。幼き紅い服、紅衣服女孩と手を取りて、街のおとなに容赦なく無念を降らす。 復讐劇の始まり迎える。世の男、女性構わず次々獲物を物色し、虐めた母を紅衣服女孩と手を取りて、次のターゲット狙いを覚まし旅に出る。 名も無き台湾の怪異の恨みが、世界の親への恨みへと変貌する物語。 山をくだり人々暮らす街へと降り立つ、2人の視線は過去の親の理不尽に泣く悲鳴を待ち、次の狙いを定めて生きる。 次なるターゲットを見つける殺意は消えることを知らない。 子供を虐げ、放置して浮気に走る父親の浮気の現場目撃し、怒り込み上げ、サキュバスがシャワー浴びて緊張する男を誘惑し幻影見せて艶じかけで誘い出し、精気を吸い取る。 ベッドに眠る浮気女を見つけたる‼️ その女、うちに放置す娘を育児放棄す悪き母。紅衣服女孩と椅孔姑はさらに手を組み、呪いをかけ呪縛して目を刻み、足の指、足首を次々落として車で運び、スクラップ工場で跡形もなくスクラップ。 まだまだ続く戦慄のストーリー。次はどこへとさすらうか、この終わり無き復讐の鎮魂歌。 水商売の、食事も与えぬ浮気女の母を、泣きながら孤独に怯え泣きつつすがる娘を尻目に男と同伴する。許せぬ母を見つけては、燃える煮えたぎる戦慄の悪意が足音立てて迫り来る。 「少しおトイレ」と離れる女。扉を開けるとトイレの花子と、背筋には椅孔姑と紅衣服女孩が、完膚なまでに縛り上げ、切り刻み、黒きビニール袋の中へと詰めて、ゴミのように清掃車へと葬り去る。
