百七十二枚の灰【4人用・GMレス 本格推理マーダーミステリー】
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枚数計は、三百。 積まれた紙は、百二十八。 足りない百七十二枚は、灰になっていた。 瀬戸内の小さな島、汐見島。港通りの奥に、八十年続く活版印刷所「月光舎」があります。鉛の活字を一本ずつ拾って組み、古い印刷機で刷る、島にただ一軒の店です。 この秋、月光舎は一冊の詩集を刷っていました。昨年亡くなった無名の詩人が遺したノートから、妹が選んだ詩を集めた遺稿詩集『灯台守の娘』。三百部の私家版で、明日の午後、この店で刊行記念の朗読会が開かれます。 前の晩、店主は最後の一枚――あとがきと奥付――を刷っていました。その夜、嵐で船が止まりました。 翌朝、植字室の活字棚の間に、店主が倒れていました。印刷機の枚数計は三百。けれど刷り上がった紙は百二十八枚しかなく、帳場のストーブには紙を燃やした灰が厚く積もっていました。 『百七十二枚の灰』は、4人固定・GMレスの本格推理マーダーミステリーです。 GMは不要です。PDFを番号順に開くだけで、オンラインでもオフラインでも遊べます。 活版印刷の知識は要りません(必要な言葉は導入資料ですべて説明しています)。 ■ 作品の特徴 ・4人固定/GM不要/想定150〜180分(資料読込から結末まで。事前準備と感想戦は別) ・推理重視:枚数計と刷り上がりの数、ストーブの灰の焼け残り、版の組み方、印刷インキの跡、防犯カメラと通話の記録。物証を三段階で積み上げ、「あの夜、版に触れたのは誰か」を組み立てます ・四人全員に、殺人とは別の「打ち明けにくい行動」と個人目標があります。犯人以外も嘘をつけます ・犯人投票に加え、動機・時刻・物の行方などを問う推理問題で個人得点を競います ・密談なし・個別調査なし(証拠は段階ごとに全員で読む) ・任意ヒント(第2・第3段階に3枚ずつ)と推理メモ表つき ■ 登場人物 役1 椎名 葵(34)月光舎の植字工。店主の一人娘。 役2 朝倉 澪(41)亡き詩人の妹。遺稿詩集の発行人。 役3 黒川 慎(58)詩人・編集者。詩人の大学の先輩で、詩集の解説を書いた。 役4 南 透真(23)月光舎の見習い。印刷機を任されている。 ■ 内容物(PDF 13ファイル・計40ページ) ・00_開始前:はじめに(あらすじ・人物・見取り図・活版のことば・共通の経緯・ルール・進行表・推理メモ表、8p)/利用条件(1p) ・01_役別:役別ZIP 4つ(各役の個別資料3p+共通資料) ・02〜04:段階別の証拠資料3冊(第1段階2p・第2段階2p・第3段階3p)と任意ヒント2冊(各3p) ・05_最終回答(1p) ・06_回答後:真相と結末(5p) ZIP形式でのお渡しです。 ■ 無料導入サンプル 「00_はじめに」と同じ内容(あらすじ・登場人物・見取り図・ルール)を無料でダウンロードできます。役の秘密・証拠・真相は含みません。購入前に雰囲気とルールをご確認ください。 ■ 遊び方 1. 代表者が本編ZIPを展開し、「00_開始前」を全員で読む 2. 「01_役別」のZIPを、それぞれの役の本人にだけ渡す 3. 「02_第1段階」から番号順に、全員で一つずつ開いて話し合う 4. 最終回答を同時に公開し、「06_回答後」で真相と結末を読む 必要なもの:PDFを読める端末、メモ、タイマー(オンラインの場合は、音声通話と、役別ZIPを個別に渡す手段) ■ 難易度・傾向 難易度:中級(時刻と物の数、物証の照合が中心です) 傾向:本格推理、クローズドサークル(嵐の島)、物証の照合、それぞれの隠しごと 密談:なし 嘘:自分の行動・見聞きしたことについて可(証拠資料の内容を偽ることは不可) ■ 内容に関する注意 殺人(頭部への打撃。残酷な描写は控えめ)、遺体の発見、家族の対立、創作物や名誉をめぐる疑いを扱います。 ■ 配信・二次利用 収益化を含む動画投稿・ライブ配信ができます。作品名、商品ページへのリンク、「ネタバレあり」の表記をお願いします。詳しい条件は同梱の利用条件をご確認ください。 一度のご購入で、一組4人が一回遊べます。別の組で遊ぶ場合は追加でご購入ください。 本作はフィクションです。実在の人物・団体・地名・賞とは関係ありません。 ■ クレジット シナリオ・制作:ねこせまる © 2026 ねこせまる



