【冊子版】正かなづかひ 理論と實踐 第2號
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【版】第二版(2012/8/12) 【初版年月日】2012/5/6 【形式】A5 216ページ+カラー口絵2ページ 本文モノクロ 【本文の表記】新字・旧仮名、旧字・旧かな 【附録】本誌PDF版、「正漢字番附表」(使用頻度の高い旧漢字と新漢字の対応表) 「現代仮名遣い」は正義か? 歴史的かなづかひは宗教か? 人が宗教に依存するのではない。 人の生き方の中に宗教があるのだ。 正義と云ふものがあるのではない。 人が正しいと考へるものが正義なのだ。 ――今、あらためて人の心のありやうを問ふ。(野嵜健秀) 一般には「難しい」「揉めさうだ」と思はれがちな「宗教」といふテーマを、今回は敢へて取り上げてみました。「宗教」と聞くと一瞬身構へて仕舞ふ人が多いかも知れませんが、今回の特輯は宗教の宣伝や批判を中心にしたものではなく、まるで大学の講義のやうにアカデミックに扱つてゐますから、きつと、どなたにも読んでいたゞける事と思ひます。 序文・「国語の改革」と云ふ事について(野嵜健秀) 仮名遣ひおよび字体の可読性に関する調査(伊川清三) 特輯「正義と宗教」 宗教の信者は《何》を信じてゐるのか―宗教の世界観についての体験に基づく考察(松永英明) わたしの仮名遣ひ流儀(松永英明) ヨーロッパ文明と宗敎(野嵜健秀) 基督教初期についての一考察(平頭通) 聖書―どんな本ですか(押井徳馬) キリスト教の三位一体―教理と信仰(野嵜健秀) キリスト教における聖書の意義(野嵜健秀) 日本人の宗教・神道(野嵜健秀) 神道と日本人(髙坂相) 天皇についての一考察(名賀月晃嗣) 「國家神道」なるもの(野嵜健秀) 大曼荼羅御本尊について(酒井景二朗) 宗教不信―なぜ?(押井徳馬) 映画と正義(出人) オタクが語る正義と宗敎(佐藤俊) 短歌を作る時に心がけてゐること/釋敎歌(酒井景二朗) ブックガイド 小特輯・音樂 フォーレ『レクイエム』評(紫) 世界の國歌四方山話(かふし) 78回転レコードの楽しみ(押井徳馬) その他 コイン蒐集初歩の基礎(平頭通) 天皇の存在意義(野中浩大) 私の福田恆存論(野嵜健秀) ニッシャのもとに集へ!!(伊川清三) 愛・おぼえてゐますか 發動篇(佐藤俊) 紙の闇黑日記(野嵜健秀) 原稿を書いてみませんか/編輯後記 寺田寅彦「地震に伴ふ發光現象に就て」(村山佑) 表紙:野嵜貴子 題字:山口翔平 口繪:押井德馬 カット:野嵜健秀 組版 押井德馬、松永英明、伊川清三、村山佑 詳しくはこちらをご覧下さい。 https://osito.jp/dojin/pubs/b14a.html