「ノモンハン研究は、この戦争のはじまりも終わりも明らかにされないまま、ただひたすら戦場の細部、人間関係の描写にこだわる人たちによって担われてきた。そのすべてが無駄だとは言わないが、時には真の問題から眼をそらす役割をはたすことがある。研究を戦場マニア、武器マニアの独占から解放しなければならないゆえんである」（田中克彦） 佐々木智也『ノモンハンの国境線―「日ソ戦争」への長い道』（私家版、2019） https://sasakishoten.booth.pm/items/1159806 の「はじめに」「目次」「あとがき」「参考文献」などを立ち読み用に公開しています。 ※内容は佐々木書店版（2020）と基本的に同じです。 ※「はじめに」「あとがき」は１ページ１段の文章ですが、本文は２段組みの文章になります。