B5 / 48p / PDF / フルカラー = はじめに ネットや書籍でかっこいいデータビジュアライゼーションを見たことありますよね。 D3.jsというJavaScriptライブラリで様々なグラフや地図を利用したデータビジュアライゼーションができます。 一方でWebアプリケーションはReactなどのコンポーネントベースのビューライブラリがデファクトなっています。 ReactもD3.jsもDOMを操作するライブラリであるためバッティングしてしまいます。 本書ではD3.jsをReactで使用するための方法を説明し、Webアプリケーションにかっこいいデータビジュアライゼーションを実装するための道しるべを提供します。 主に以下について説明します。 * 本書で使用する範囲のD3.jsの基本動作 * Reactと組み合わせたD3.jsの使い方 * React+TypeScriptと組み合わせたD3.jsの使い方 また、以下については本書では説明しません。 それぞれ専門書がたくさん出ているのでそちらを参照した方が良いでしょう。 * D3.jsそのものの詳しい解説 * Reactそのものの詳しい解説 * TypeScriptそのものの詳しい解説 == 本書の対象読者 本書の対象読者は基本「React+TypeScript環境でD3.jsを使ってデータビジュアライゼーションをしたい人」です。 細かく言うと以下のような読者を想定しています。 * 地図を利用してデータビジュアライゼーションしたい人 * ReactやTypeScriptを使ってD3.jsを使いたい人 * かっこいいデータビジュアライゼーションをWebアプリなどに埋め込みたい人 * D3.jsで細かくカスタマイズしたい人 本書で基本的なことを理解すれば、あとはD3.jsなどの公式マニュアルやサンプルを参考に発展させられるようになります。 == 前提知識 前提知識はフロントエンドの知識があれば問題ありません。 以下の知識があると良いですが、なくても問題ないようにしています。 * HTMLのタグの意味がだいたいわかる * JavaScriptが少し書ける * Node.jsをインストールしたことがある * Dockerをインストールしたことがある D3.jsをReactで使う助けになればと思います。