鏡裕之のエロラノベバイブル第1巻 企画&キャラクター設定編
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著者はエロラノベ歴17年。ラノベ歴11年。エロゲー業界歴25年。 ラノベやゲームのハウツー本はたくさん揃っていますが、エロラノベ(R-18小説)については、拙著『エロラノベバイブル(仮)』しかありませんでした。 本書は、その超バージョンアップ版、企画とキャラクター設定に焦点を当てた、エロラノベの本格的なハウツー本第1弾です。 そのボリューム、425頁(縦書き、40字×16行)。 多くのハウツー本は「プロの自分はこんなふうにやっている。だから、みなさんもこうやれば書ける」という内容になっています。 でも、プロが作品をつくる時の頭の働かせ方と、アマチュアが作品をつくる時の頭の働かせ方には大きな違いがあります。プロがつくる手順で実践してみても、うまくいかないということが凄く多くあります。 本書は「プロはこういう手順でやってるから、こうやってください」という内容では終わっていません。アマチュアの人がつまずく部分、うまくいかなくなる部分に対して、丁寧にアプローチしています。「こういう手順でやるんだけど、具体的にどんなふうに頭を働かせてどんなふうに考えてやるのか」を細かくやっています。 たとえば、ヒロインの数。 1人はこういうのに向いているが、こんなデメリットがある。2人はこういうメリットの代わりにこういうデメリットがある。3人は……というように、細かく丁寧に解説してあります。 属性についても、「種族系の属性」「身分&役職系の属性」「関係性の属性」「肉体の属性」「性癖の属性」「性格の属性」を分類&リストアップ。属性を掛け合わせる時の方法を丁寧に解説しています。 実例も豊富です。 たとえば、キャラクターのネーミングについて。カ行で始まる名前にはこういうイメージ、サ行で始まる名前にはこういうイメージがあるという解説だけでなく、実際にヒロインの名前を決めるプロセスを25頁にわたって実演しています。 身長とスリーサイズとブラのカップサイズについても、15頁ほどにわたって実践を見せています。 キャラクター設定だけで150頁以上にわたって解説した類書は、恐らくないと思います。 というわけで、目次です。 序章 プロとアマチュアの違い 第一章 ポルノ小説を書くために必要なもの 第二章 エロラノベの企画 第三章 企画原案が失敗するパターン 第四章 エンタメ・ポイントの抽出 第五章 肉付けのキャラクター設定Ⅰ 種族と身分/役職と年齢 第六章 肉付けのキャラクター設定Ⅱ 身長とスリーサイズと体重 第七章 肉付けのキャラクター設定Ⅲ ヘアスタイル 第八章 肉付けのキャラクター設定Ⅳ 名前 第九章 肉付けのキャラクター設定Ⅴ 衣装 第十章 肉付けのキャラクター設定Ⅵ 性格と欲望 第十一章 肉付けのキャラクター設定Ⅶ エロ特性 あとがき 本書は、プロを目指している方に向けて書かれていますが、エロゲーをつくろうと思っている方にも、創作に携わるすべての方にも、刺激になる内容、参考になる内容だと思います。そうなることを願っています。