【オリジナルLive2D】CCD-0017[SINA] マスターと暮らし始めてから５年が経ち、シーナの心には大きな変化が訪れていた。 「旦那さまをお世話をする」だけではなく、「時には面倒を見てもらう」——共に手を取り合って生きていきたいと願うようになっていたのだった。 その変化は身体にも影響を与え、欠損していた左腕に今は義手を装着している。 シーナ曰く「お世話以外にもなにかと都合がいいですからね」とのことだが、本音は、欠損部のあるカリカチュアを連れていると旦那さまが好奇の目で見られるかもしれないから。 マスターとの穏やかな日常をシーナは望んでいた。 これからどんな未来を見ていくのか、旦那さまと将来的にどんな関係になりたいのかを考えるシーナ。 旦那さまのおかげで今の自分がある。 だからもっとなにかしたいという思いが強くなっていることに気がつく。旦那さまにお世話してもらうのも良いが、それ以上に役に立ちたいという気持ちに変化していた。 マスターとアンドロイドという関係はそのままに、絆を深めていきたいという思い。それは後のカリカチュアのシリーズに影響を与えるものだった。