自作のCPUボード等を開発する際、ブレッドボードでは不安定な場合があるので汎用基板を使って開発用ボードを作成しています。この時、結線にはポリウレタン線（UEW線）を使うと便利です。UEW線は半田ごてで温めることで被覆が溶けるため、被覆を剥がす手間が不要となり作業性が向上します。 　UEW線を半田付けする際の道具としてワイヤリングペンが必要になりますが今では市販品の入手が困難な状況です。ネット上ではワイヤリングペンの自作情報が見つかりますがこれらの自作記事のほとんどは市販のシャープペンシルにリールを付けたものであり、UEW線を固定する機能がありません。 　上の写真の最後の２枚はＵＳＢ対応の２０ピンのＰＩＣを使った３チップ構成のＣＰ／Ｍが動作するＺ８０の試作ボード例です。本ワイヤリングペンを使用して配線したもので、ブレッドボードと比べ安定に動作します。