高校生に通う高之端某は小説を書きたいという漠然とした思いを持っていた。しかしある朝目覚めるた彼は既に小説家であるに違いないという確信を持っていることに気がつく。なぜこんなことになったのか。実際にデビューしてその間の記憶を喪失したのか、なにかの疾患なのか。精神的ストレスに耐えながら周りに気づかれないように真相を探る日々が始まった。そんななか同じ高校の女子生徒に声をかけられる。何かを知っているらしい彼女は話したいことがあると高之端を高校の屋上へと誘うのだった。