バーナムのショービジネス 虚言と娯楽の饗宴(上)
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映画「グレイテスト・ショーマン」のモデル。 アメリカの興行師P.T.バーナムの本邦初の本格評伝。 自称”ペテンの王子様” ウソをビジネスに変えた男。 ドッキリ番組・フェイクニュースの源流を探る。 上巻ではバーナムが興行師としてアメリカ博物館を手に入れて「フィジーの人魚」展を開催するまでを描く。 ◆バーナム語録◆ ・カモは毎分一人ずつ生まれてくる。 ・宣伝は学びに似ている。中途半端が一番危ない。 ・群衆を引き寄せるものは、何よりも群衆そのものである。 ・大衆は騙されているのを知りながらも、面白がらせてほしいと思っている節がある。 ・大衆というのは奇妙な生き物である。本性をよく知ることができれば、娯楽提供者は概して心をつかむことができる。ただし、気まぐれなので時々思うようにいかない。 ◆読みどころ 十九世紀のアメリカにP.T.バーナムという男がいた。今日では〈ザ・グレイテスト・ショーマン(世界最大の興行師)』の異名で知られている。コネチカット州の田舎に生まれ、小売店を手伝う中で大人たちのほら話に鍛えられた。ニューヨークに出てペテンビジネスに騙されながら、興行の世界に入っていった。まだ現在のような娯楽産業が成立していなかったこの時期、バーナムはフェイクニュースに近いネタを元にして巧妙な宣伝を仕掛け娯楽イベントを演出して評判を得ていった。 バーナムの興行に共通する手口は、最初に新聞の記事や権威のコメントによって見世物(公演)の対象が大変価値があって必見だとの情報をばらまく。ネタがばれてしまいそうになると、それを擁護する噂を流す一方で、インチキだとの情報を自ら流布して、市民にことの真偽を見届けたいと思わせるような操作を繰り返す。最後にはバーナム本人も騙されたのだと言い訳する始末だった。南北戦争の時期、不幸なことに博物館は何度かの火事にみまわれて終焉を余儀なくされる。興行師として成功したバーナムはさまざまなビジネスに手を出した結果、自らは自己破産するような失敗にもあっている。再起後のバーナムはパートナーを組んで、サーカス巡業に動物や芸人などのサイドショーを加えた新しい興行形態とそのスケールでサーカスの再編を繰り返し、全米のナンバーワンのサーカス団バーナム&ベイリーを設立するに至った。 ◆バーナム博物館・サーカスに登場する芸人たち ジョイス・ヘス、「フィジーの人魚」、親指トム将軍、ジェニー・リンド、ウィリアム・ヘンリー・ジョンソン、マキシモとバルトラ、シャム兄弟、アンナ・スワン(大女)、ジャン・アントワーヌ・ジョセフ・ビヒン(大男)、スケルトンマン、チェルケスの美女、アニー・ジョーンズ(髭の生えた女性)、犬の顔をした少年 A5判。208ページ。モノクロ。挿絵入り。

