「回想：忘却のグラン・ギニョール」 まず一つ、事件があった。 そして二つ、事件があった。 最後に三つ、事件があった。 そのどれもに彼女はいた。 「私の顔を覚えていて。誰かに忘れられてしまうことが、一番恐ろしいことなのだから。」 ---------------------------------------------------------- 2025年12月某日。 寒さは厳しいものとなり、全国的に一桁の気温がふつうになってきている頃。 和歌山県和歌山市某所で殺人事件が起こったというニュースはまだ記憶に新しい。 それから数か月して、北海道富良野市某所で殺人事件が起きた。 世間を騒がせた事件のニュースをすっかり忘れ、年末の忙しい時期が目前になってから、長野県長野市某所で殺人事件が起きた。 共通するのは、全ての遺体が「穴だらけ」であること。これらの事件はまとめて「風穴連続殺人事件」と呼称されることとなった。 このことから、警察は同一人物の犯行ではないかと予測している。 探索者はこの一連の事件解決及び犯人逮捕に尽力することとなる。 ---------------------------------------------------------- 人数：3人~5人程度(KPCを出しての複数人も可能) 形式：シティ 推奨技能：＜目星＞＜オカルト＞＜追跡＞＜ナビゲート＞ 振る機会がある：＜クトゥルフ神話＞ 時間：4時間程度(ボイセ)を想定 ロスト率：ほとんどない 備考：新規・継続不問。 警察関係者や探偵など、事件に関わることができる立場であると導入がスムーズに行える。そうでなくともよき理解者であるNPCが探索者に情報を横流ししてくれたり、解決のために手を貸してくれる。 ・呪文や神話生物に対する独自解釈があります。 ・実際の地域、地名、団体とは一切関係ありません。 ・物語はフィクションであり、特定の主義、思想を推奨するものではありません。 継続探索者条件： ⁠ 「世界の涯の終末論」に参加した探索者と関係性のない探索者。 略称は「忘ギニョ(ぼぎにょ)」でお願いします。 ▼公開NPC 五重 純(いつえ じゅん) 常に不健康で焦燥したような顔をしている刑事。 上層部に内緒で、探索者にこっそり情報提供をしてくれたりする、警察関係者系のお助けNPC。 葛西 あかね(かさい あかね) 探索者に同行してくれる記者。 探索においてのお助けNPC。 ---------------------------------------------------------- ▼内容物 ・シナリオPDF ・シナリオテキスト ・トレーラー(スペシャルサンクス：ゆきやなぎ) ・NPC画像 トレーラーやNPC画像は卓で使用する以外は使っちゃダメなやつです。 ---------------------------------------------------------- 本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION