庭の中で、音が去っていく
- Digital600 JPY

本作は、日本庭園の時間感覚を起点に、 > **音楽・沈黙・美学・倫理・時間** といった領域を横断しながら、 「去っていくものをどう聴くか」という問いを掘り下げていくテキストである。 沈黙は欠如ではない。 音がまだ姿を変えている途中の状態である。 武満から細川へと続く系譜の中で、沈黙は単なる余白ではなく、 **音が生まれ、消え、まだ残っている領域として成立する**。 本作は、音楽を聴くことを「受容」ではなく > **去っていくものに最後まで付き合う行為** として捉え直す。 それは、美学であると同時に、倫理でもある。 庭と音楽は、似ている。 どちらも、意味よりも先に、身体を立ち止まらせる。 理解よりも先に、世界がまだ呼吸していることを確かめさせる。 PDF/A4/6ページ
